Red Hat Enterprise Linux

Podmanとユーザ名前空間: 最高の組みあわせ

この記事は Podman and user namespaces: A marriage made in heaven | Opensource.com を翻訳したものです。RHEL 7.8以降およびRHEL 8.1以降ではこの記事で紹介されているユーザ名前空間を活用した rootless container がフルサポートとなっていて、利用で…

Red Hat Enterprise Linux 8でのClang / LLVM、Go、Rustのサポートライフサイクル

この記事はRed Hat DeveloperのSupport lifecycle for Clang/LLVM, Go, and Rust in Red Hat Enterprise Linux 8 を、許可をうけて翻訳したものです。 :::Tom Stellard 2019年11月7日::: Red Hat Enterprise Linux(RHEL)8.1.0に は、 コンパイラツールチェ…

Red Hat Insightsを補完するCloud Management Services for Red Hat Enterprise Linux

※ 2020-04-27補足、CMS for RHELはRed Hat Insightsに統合されました。そのためRed Hat Smart Managementを購入しなくても、Red Hat Enterprise Linuxだけを購入すれば以下に紹介している機能を利用することができます。 Red Hatの森若です。 https://cloud.…

Red Hat Enterprise Linux 5 ELS終了および Red Hat Enterprise Linux 6の通常サポート終了に備える

Red Hatの森若です。 Red Hat Enterprise Linux 5 ELS終了および Red Hat Enterprise Linux 6の通常サポート終了について、公式にまとめたWebページを公開するよう準備しているのですが、まだしばらく時間がかかりそうです。そのため個人としてまとめた記事…

無限に長くなる猫は好まれない(?)話

レッドハットの森若%仕事納めモード です。 猫は意外と胴が長いのですがこの記事とはあまり関係ありません。 ねこはのびます Photo by Timo Volz on Unsplash RHEL7とRHEL8で動作が違うcat 突然ですが以下の2行をRHEL 7とRHEL 8で実行すると動作に違いがあり…

flatpakでRHEL8にデスクトップアプリケーションを追加インストールする

Red Hatの森若です。 この記事は赤帽エンジニア Advent Calendar 2019の3日目です。 今回は Red Hat Tech Nightでボツにした方のネタ、flatpakについて書きます。 スライドはこちら。 Linuxデスクトップ元年……? 今年は令和元年ですが、Linux界隈で"元年"と言…

豆知識: Red Hat Enterprise Linux 8のコードネーム ootpa の由来

Red Hatの森若です。 Red Hat Enterprise Linux 8 のコードネームは、 Ootpa となっています。一般的な単語や地名ではないので、ほとんどの方は意味がわからないと思います。 ootpa "ootpa" とは 2016年に亡くなった、Red Hatのエンジニアであった Larry Tro…

RHEL 8.1 beta のImage BuilderのGCP対応はどこまでガイドに忠実か見てみた

Red Hatの森若です。 ※ Image Builder自体の紹介については以下の記事をごらんください。 rheb.hatenablog.com RHEL 8.1でImage BuilderがGCPに対応するらしい RHEL 8.1 beta (11月予定なのでGAももうすぐですね) のリリースノートを読んでいると、以下のよ…

virt-whoとはなにか

Red Hatの森若です。 RHEL独特のソフトウェアのひとつに、virt-who というものがあります。 virt-whoは購入したサブスクリプションを管理するための仕組みの一部で、2013年ごろに登場しました。 今回はこの紹介をします。なおスライド形式の資料をこの記事末…

これ以上ないほど簡単に"日本語で"RHEL8を試すHow to

Red Hatの森若です。 以前、以下の記事で https://lab.redhat.com を紹介しました。利用はめちゃくちゃ簡単なのですが、メッセージが英語なのでまだすこし面倒なところがありました。 rheb.hatenablog.com 「Just Do It!」おじさんに励まされつつこのラボの…

RHELでのNested KVMの使い方

Red Hat ソリューションアーキテクトの小島です。 今回はタイトル通り、仮想化の入れ子機能であるNested KVMの使い方を紹介します。以下は忙しい人向けのまとめです。 Nested KVMはRHEL7.3+, RHEL8.0+で利用可能 (ただし、全てのケースでTech Preview扱い) L…

EPEL8がリリースされました。使い始めましょう。

こんにちは、Red HatのChristian Hornです。 Red Hat Enterprise Linux (RHEL)には、様々なソフトが入っています。その上、EPEL8もリリースされました。 EPELのパッケージはレッドハットのサポート対象に入っていません。 詳細:Extra Packages for Enterpri…

CentOS 7とPodmanで触ってみようRed Hat UBI - ビルド編

Red Hatの平です。今回も知っている人は使っている Red Hat UBI のお話です。前回の記事を読んでいない方は、こちらから rheb.hatenablog.com Podman でのコンテナーイメージのビルド方法 カスタムのコンテナーイメージをビルドする方法として、現在のところ…

CentOS 7とPodmanで触ってみようRed Hat UBI - 導入編

Red Hatの平です。アプリケーションの展開形式としてコンテナーイメージが注目を浴びています。今お使いの開発環境は何ですか?CentOS か Ubuntu という方も多いでしょう。 その方はぜひ、Red Hat UBI (Red Hat Universal Base Image)を使ってみてください。…

PCPでパフォーマンスモニタリングを始めましょう!

こんにちは、Red HatのChristian Hornです。 なぜ、あるシステムが負荷が高いのですか。 昨日、パフォーマンスの問題がありました。原因は何でしたか。 様々なシステムなネットワークのスループットを図で見たいですが、何を使ったらよいですか。 その様な質…

RHEL8のImage Builderでカスタムシステムイメージを構築する

Red Hat Enterprise Linux 8にはImage Builderという新しいツールが同梱されており、これを使用してカスタムRed Hat Enterprise Linuxシステムイメージをさまざまな形式で作成できます。この記事ではGUIおよびCLIでのイメージ作成手順の紹介です。

XDP パート 2: RHEL 8でeXpress Data Path(XDP)マップを使用する

今回は、XDPのマップ機能を利用してフィルタをおこなう例を通じてXDPを使いはじめる際の注意点を見ていきます。

XDP パート1: XDPを使用して高性能、低遅延のネットワーキングを実現する

この記事は、linuxのXDPとeBPFを利用して高性能、低遅延のパケット処理を行うためのチュートリアルです。

iptablesの後に来るものは何か?: nftables

nftablesは、既存のiptables、ip6tables、arptables、ebtablesを置き換えることを目指した、新たなパケット分類フレームワークです。

RPMパッケージング: はじめてのRPMを作成するための簡単なガイド

この記事では、最小限の知識と経験でRPMを構築することが可能であることを実際に見ていきます。

RHEL8 on Alibaba Cloud

はじめまして。Red Hatの森(@mosuke5) です。 4月15日からRed Hatにジョインしていて初めての投稿になります。 わたしは前職では、クラウドプロバイダーとして働いていて、中国のアリババが展開するAlibaba Cloud(パブリッククラウド)の日本リージョンの立…

RHEL8ドキュメント翻訳の裏側「GA公開」プロジェクト

Red Hatのもえわきです。RHELの翻訳プロジェクトコーディネーター兼トランスレーターをしています。 このたび、ローカリゼーション(各国の言語への翻訳を担当する部署)のRHELチームは、RHEL8の一般公開日(GA)に、日本語ドキュメントを20冊以上公開しまし…

RHCE研修コースの最新情報 〜目指せAnsibleマスター〜

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている小島です。 Red Hat Certified Engineer (RHCE) の研修コースについての最新情報をご紹介します。 RHEL8の正式リリースに伴って、RHEL関連の研修コースが刷新されました。 その中でも特に大きく変更されたのが…

これ以上ないほど簡単にRHEL8を試すHow to

Red Hatの森若です。 今日はタイトル通り、これ以上ないほど簡単にRHEL8を触ってみます。 ブラウザで https://lab.redhat.com/ へアクセスする 最初の"Managing system updates using the web console" のマスにある「START SCENARIO」ボタンを押す 」 Welco…

既存RHEL 7サーバをRHEL 8で再セットアップ

Red HatでOpenShiftのサポートをしているid:nekopです。RHEL 8がリリースされたので、いろいろな用途に使っている自分用のお仕事RHEL 7サーバVMをRHEL 8ベースへとお引っ越ししました。 まずはRHEL 8サーバVMを起動して、基本的なツール群をインストールしま…

Red Hat Enterprise Linux 8 リリース!

Red Hatの森若です。 2019年5月7日に、Red Hat Enterprise Linux 8 がリリースされました。 Red Hat Enterprise Linux 8 概要 Red Hat Enterprise Linux 7 からの大きな違い 予測可能なリリースタイミング 同一ソフトウェアの複数バージョンを提供 Red Hat I…

RHEL8 を Ansible から触ってみよう!

Red Hat の杉村です。Ansible のテクニカルサポートエンジニアをしています。 RHEL8 がリリースされたということで、早速 Ansible から触ってみることにしました。最新のリリース版は 2.7.10 です。 RHEL8 は5台用意してみました。インベントリファイルを作…

Red Hat Insightsで問題が顕在化する前に対処する

Red Hatの森若です。今回はRed Hat Insightsをご紹介します。 サポートとナレッジベース Red Hatのサポート窓口では、日々多数の問題を取り扱っています。取り扱った問題について公開可能かつ有益な情報はナレッジベースに蓄積され、サブスクリプションを持…

RHELの新元号「令和」対策お済みですか

Red Hatの平です。2019年5月1日から和暦が「平成」から「令和」へ移行します。皆さんのシステムは「令和」対策お済みですか? Red Hatでは2019年4月9日に、RHEL5 / RHEL6 / RHEL7を対象に新元号「令和」対応の修正パッケージをリリースしました。 access.red…

Red Hat Enterprise Linux 8 での暗号強度設定を統合するcrypto-policies

暗号化スイートおよびプロトコルの設定 暗号はだんだん弱くなる 適切な設定は何か? crypto-policiesによる設定 crypt-policiesによるデフォルト設定はどう実装されているの? openssh serverの場合 openssl の場合 crypto-policies の注意点 まとめ 関連リン…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。