Managed OpenShiftサービスのワークショップコンテンツ

Red Hatの小島です。 OpenShift Advent Calendar 2022の4日目の記事として、Managed OpenShiftサービスのワークショップコンテンツをご紹介します。 Managed OpenShiftサービスとは Managed OpenShiftサービスのワークショップコンテンツ Managed OpenShift…

Redisのappend-only fileの解析

こんにちは、Red Hat の Middleware Technical Account Manager のイアンです。 最近、Redisデータベースの append-only file を解析する機会がありまして、独自の解析ツールを作るまでの道のりを説明いたします。 TLDR: Redisのソースを元にして、当初分か…

『OpenShift は GUI でもつ』ー OpenShift Web Console のヒミツ

お久しぶりです。レッドハットでクラウドインフラを生業にしている宇都宮です。 さてこれは OpenShift Advent Calendar 2022 の5日目の記事なのですが、名だたる超人達がディープな記事を書いているので、それはそちらにおまかせして、僕は相当どうでもいい…

XFSで使った以上に容量が減るナゾ

Red Hatの森若です。 ddやcatで大きめのファイルを操作して、dfでファイルシステムの統計情報を確認する簡単な実験をします。 (注意: 諸条件によりお手元で同じ操作をしても再現しない場合があります) ## 1GBのファイルhogeを作ります # dd if=/dev/zero of=…

OpenShiftを使ってみよう

レッドハットの織です。2022年のOpenShift Advent Calendarの1日目ということで、改めてOpenShiftのご紹介をしたいと思います。 OpenShiftとは OpenShiftは、Red Hatが開発・提供するKubernetesディストリビューションです。エンタープライズ/ミッションクリ…

Application Services Newsletter 2022年12月号記事

Red Hat のソリューションアーキテクトの暮林です。 Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関する注目ニ…

OpenShift Web Console アイコンチートシート

こんにちは、レッドハット ソリューションアーキテクトの暮林です。 今日はOpenShift Consoleのトポロジービューを彩るアプリケーションアイコンのチートシートを掲載します。 ドキュメントとしてまとまっていないので、一覧にしてみました。 TL;DR これを …

Red Hat OpenShift Connectors: Change Data Captureの紹介

こんにちは、ソリューションアーキテクトの蒸野(ムシノ)です。 今回は、Red Hat Developerのブログ Red Hat OpenShift Connectors: Configuring change data capture | Red Hat Developer の翻訳記事をベースに紹介させて頂きたいと思います。 翻訳記事か…

Red Hat Enterprise Linux 9.1で提供されるモジュール

Red Hatの平です。米国時間2022年11月16日にRHEL 9.1がリリースされました。 www.redhat.com さて今回はAppStreams(Application Streams)にて提供されるモジュールの話です。 RHEL9におけるデフォルトのMavenは3.6です。言語環境はNode.JS 16、PHP 8.0, Ruby…

RHELでaudit機能を活用したいときにはsample-rulesを見よう

Red Hatの森若です。 RHEL には監査ログを取得する audit の仕組みがあります。 監査ログとは、主に各種のセキュリティ要件を満たすため、システムで発生する様々なイベントを検出して記録する仕組みです。 あらかじめ指定したファイルへのアクセス、システ…

systemctlコマンドで "No space left on device" が表示されるけどdfでは余裕があるナゾ

Red Hatの森若です。 systemctlコマンドでサービスを起動すると、予期しないエラーが出力されます。しかし操作は成功しているし、df等でファイルシステムを見ても余裕があります。 今回はこの状況で何が起きていたのか見てみます。 # systemctl start httpd.…

Application Services Newsletter 2022年11月号記事

Red Hat のソリューションアーキテクトの伊藤です。 Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関する注目ニ…

RHEL(Red Hat Enterprise Linux) System Rolesについて

レッドハット ソリューションアーキテクト石倉です。 ここでは、 RHEL System Roles について紹介をします。 システム関連の作業で、サーバにログインして構築作業を実施したり、ログインしてパッチ適用や設定ファイルの変更作業などを実施することは日常的…

Red HatのService Registryを使用してスキーマの進化に対応しよう!

こんにちは。Red Hatでソリューションアーキテクトをしている杉本 拓です。 今回の記事では、サービスレジストリの重要性について解説し、APIとスキーマを一元的に管理するための Red Hat の Service Registry の概要と基本的な使い方について紹介したいと思…

OpenShiftを利用したSAP S/4HANAと他システムとのデータ連携

レッドハット ソリューションアーキテクト石倉です。 この記事は、RED HAT BLOG のブログ記事、Integrating SAP with other applications using Red Hat OpenShift の翻訳記事です。 S/4HANA を始めとする SAP 社が提供するアプリケーションのランドスケープ…

Java 17:OpenJDKのコンテナ対応における新機能

OpenJDKは、以前からLinuxコンテナ(DockerやPodman、またKubernetesのようなコンテナオーケストレーションフレームワークなど)を意識してきました。コンテナ対応とは、OpenJDKがコンテナ内で動作していることを検出することを意味します。この記事では、コ…

シングルコアのコンテナにおけるJavaのベストプラクティス

コンテナで動作するJavaアプリケーションの数が増えています。コンテナの採用は、特定のチームや企業の市場区分や クラウドの成熟度によるので、正確な数を決定するのは困難です。たとえば、New Relic のデータでは、顧客の Java ワークロードの 62% 以上が…

日経Linux 2022年11月号 特集記事「Red Hat Enterprise Linux 9 入門」

Red Hatの平です。 日経Linuxの最新号である2022年11月号が発売されました。今回は特集記事で「Red Hat Enterprise Linux 9 入門」があります。 なんと、日経Linuxの編集部の方が書いてくれました。ありがたや、ありがたや。 Red Hat Developer Subscription…

/var/tmp にプログラムを置くのはまずい話

Red Hatの森若です。 今日は /var/tmp にプログラムを置いて使うのはまずいという話です。 うちの /var/tmp/hoge.py 動いてるよ? systemd-tmpfiles による削除 SELinuxによる実行拒否 まとめ うちの /var/tmp/hoge.py 動いてるよ? 日常的な操作の中で特にひ…

Docker HubのOpenJDKイメージの利用を更新するためのアドバイス

コンテナ内のJava実行環境は、今後数カ月でアップデートを受けられなくなる可能性があります。そろそろ手を打つべきでしょう。この記事では、この問題を引き起こした原因である決定事項を説明し、解決策を提案します。

OpenShiftの『よくわからないPod』を調べる

Red Hatの織です。「RHELの『よくわからないサービス』を調べる」にインスパイアされて、OpenShift版を書いてみました。 OpenShiftをインストールすると、構築直後からたくさんのPodが動いています。 手元の構築直後のOpenShiftクラスター(AWS上のv4.11)を見…

Red Hat は Eclipse TemurinでJavaのサポートを拡大

Eclipse Temurinは、Eclipse Adoptiumコミュニティが提供するOpenJDKの比較的新しいディストリビューションです。2021年8月の最初のJava SEリリース以来、多くのJava開発者が選択するディストリビューションとなっています。5億回以上ダウンロードされ、製品…

Ansible の SSH の通信をデバッグする

レッドハットの杉村です。Ansible のテクニカルサポートをしています。 今回は以前のお問い合わせいただいた事例から、SSH (Secure Shell Protocol) について一つ紹介しようと思います。Ansible は Linux サーバを制御対象とするときは SSH で接続して処理を…

Application Services Newsletter 2022年10月号記事

Red Hat のソリューションアーキテクトの杉本です。 Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関する注目ニ…

ノードのサイジングで知っておきたいOpenShiftのsystem-reserved

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている石川です。 OpenShiftを含むKubernetesのクラスタを設計する際に悩まれるポイントの一つとして、ノードのサイジングがあると思います。 実際に必要となるノードのサイズは、その上で動かすコンテ…

Red Hatの新しいマネージドサービス "Red Hat OpenShift API Designer" を活用して同期・非同期に対応したAPIをグラフィカルに設計しよう!

こんにちは。Red Hatでソリューションアーキテクトをしている杉本 拓です。 Red Hatのマネージドサービスについては以前の赤帽ブログでも紹介したように、マネージドのOpenShift環境で様々なマネージドサービスが利用可能になっています。 Application Servi…

OpenShiftにおけるMultiCloud Gateway(MCG)とレジストリ

こんにちは。レッドハットでストレージを中心にクラウドインフラを生業にしている宇都宮(うつぼ)です。 なんだか久しぶりな感じがしますが、今回はOpenShift Data Foundation(ODF)のMultiCloud Gateway(MCG)について話します。 以前(だいぶ前)にもMCG自体に…

アプリケーション・モダナイゼーション: マイクロサービス間のデータ同期

レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 マイクロサービスについて、前回はそのアーキテクチャの概要から利点、そして課題についてまとめました。今回はマイクロサービス間のデータ同期の手法についてご紹介していきます。 前回の記事はこちら…

スマートプラグが測る消費電力の保存、Performance Co-Pilotで出来ます

Red HatのChristian Hornです。 家電の消費電力に興味があって、僕はスマートプラグを3つ買いました。 その3つのプラグはそれぞれの携帯のアプリで消費電力の提示ができるが、 一つしかAPIの供給ができません。この記事では、そのAPIで得たデータを PCPの…

systemd serviceから呼ぶシェルではsudoではなくsetprivを使う

Red Hatの森若です。 自分でsystemdのservice unitを作るときに、起動用のいくつかのコマンドを記述したシェルスクリプトを呼ぶ事は(理想的ではないですが)あるかと思います。 今回はこの場合に、sudoを利用するとまずい理由を説明して、かわりにsetprivを使…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。