Red Hat認定資格を持っていると「できるエンジニア」と言われるのはなぜなのか

Red Hatの認定資格をご存知ですか?

全世界共通の認定資格で、Linuxシステム管理のコアスキルから、DevOpsの認定資格まで、Red Hatのテクノロジー・ポートフォリオを網羅する、さまざまな認定資格があります。

一番の特徴は、資格を得るための認定試験は、すべて「実技試験」であるということ。 読んで覚えただけの知識を試す試験、ではなく、実務で必要となる作業が実際にこなせるかどうかを試す試験、になっています。 そのため、この認定資格を持っているということは、「現場で使える技術を身につけている」ことの証明になります。

Red Hatの認定資格は「知っている」ではなく「できる」を認定

具体的に、どのような認定資格があるのか、紹介します。

Red Hatの認定資格は、全部で30種類くらいあります。 これらは体系的になっていて、その最上位に君臨するのが、Red Hat Certified Architect(RHCA)です。

Red Hat Certified Architect (RHCA) : Red Hat 認定アーキテクト

Red Hat認定資格の最高位で、2種類あります。

  • Red Hat Certified Architect - Infrastructure -

  • Red Hat Certified Architect - Enterprise Applications -

インフラ系のエンジニアか、アプリ開発系のエンジニアかによって、どちらを目指すか選択できます。 それぞれ、指定された中から6つまたは7つの試験に合格することで、RHCAの認定が受けられます。 試験に合格することで付与される認定にはそれぞれ期限がありますが、続けて合格することで、認定の期限を延長することができます。

日本国内で、RHCA認定を持っている人は、約10名。 かなりの難関ということがうかがえますね。 どのようにして、RHCA認定を取得されたか?興味のある方はこちらのインタビュー記事をどうぞ!

まずはここから!Red Hat Certified System Admimistrator (RHCSA) : Red Hat 認定システム管理者

数ある認定資格の中でも、最も多くの方がチャレンジされる最初の入口ともいえるのが、この資格です。 Red Hat Enterprise Linux(RHEL)環境で必要なコアシステム管理スキルを実行できることを証明する資格です。 RHCSA認定試験(EX200)に合格すると、認定が付与されます。

RHCA - infrastructure -を目指すならば、まず最初に取る資格です。

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Linuxの資格は、他社でもいくつかありますが、Enterpriseで最も多く利用されているLinuxである、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を実際に使えるスキルの証明として、RHCSAは高く評価されています。 RHCSAの国内認定者数は、約700名います。(現時点での有効数のみカウント)

なお、各試験の合格には、まず、トレーニングコースを受講されることをおすすめします。 Red Hatトレーニングは、トレーニングベンダー様各社経由、または直接Red Hatにお申し込みいただけます。

たとえば、RHCSA資格取得を目指す場合、RH199 RHCSA速習コースがおすすめです。 トレーニングコースは、インストラクターによるオンラインライブ形式の"バーチャルトレーニング"と、e-learning形式の"オンライントレーニング”とが選択できます。

次に目指すIT資格として、ぜひ、Red Hat 認定資格にチャレンジしてみてください。

Red Hat Training (松田)

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。