Red Hatでは非営利団体や教育機関(わかりやすくいうと大学、専門学校などの学校)向けに一部のトレーニングを無償で提供しています。
学校でLinuxのトレーニングコースを作ったけれどもいつの間にか陳腐化して、古いコマンドで、古いOSのバージョンのまま授業を行っていることはないでしょうか?
Red Hatが準備しているRed Hat アカデミーを利用することでいつでも最新の環境での授業を行えるようになります。
現在、ほとんどの企業ではLinuxやJavaを使用しています。また、先進的なサービスを提供している企業においては、 Docker等のコンテナやKubernates等のコンテナオーケストレーションツールを使用してシステムの開発や運用が行われております。
Red Hat アカデミーではそれらに関する教育コースを無償で提供しております。 もちろん日本語でです。 E-Learningの形式で、Web上で読みながら進める形となっています。 コース中に使用するマテリアル*1については別途ダウンロードして実行して頂く形になります。*2*3
新しくIT業界に入られる方にとって非常にメリットのある話だと思いますので、ぜひお知り合いの学校関係者でIT教育をどうするか頭を悩ませてる方がいらっしゃいましたらぜひご紹介ください。 古いトレーニングコースのマイグレーションについて頭を悩ませることはなくなります。
無償で公開しているコースは現時点では以下の通りです。 それぞれのコースが標準的に40時間程度かかるコースとなっております。
※リンク先はRed Hatが企業向けに研修を行う場合のページであり、あくまで提供されるのはE-Learningの形式のみです。
Red Hat Training: Getting Started with Linux Fundamentals (RH104)
Getting Started with Linux Fundamentals (RH104) は、Linux システムにアクセスして Linux ベースのアプリケーションとサービスを実行するが、UNIX または Linux の経験がわずかしかない、またはまったくない IT プロフェッショナルおよびビジネスユーザーを対象としています。このコースでは、Linux システムの管理や運用を担当していない Linux ユーザーに、Linux の概念と基本的なスキルを紹介します。システム管理者のスキルが必要な場合は、このコースではなく Red Hat システム管理 I (RH124) を受講してください。
Red Hatシステム管理I(RH124)
Red Hat System Administration I (RH124) は、これまでに Linux システムを管理した経験がない IT プロフェッショナルを対象としています。このコースは、コア管理タスクに重点を置いて、受講者に対して Linux の管理の「必須スキル」を提供することを目的としています。また、Red Hat System Administration I では、基本的なコマンドラインの概念とエンタープライズレベルのツールを紹介することにより、フルタイムの Linux システム管理者になる予定の受講生を対象に基礎知識について解説します。これらの概念については、後続のコースである Red Hat System Administration Ⅱ (RH134) でさらに詳しく取り上げます。
Red Hatシステム管理II(RH134)
Red Hat システム管理 II (RH134) では、フルタイムの Linux 管理者になるために必要な主要タスクと、このようなスキルを Red Hat 認定システム管理者試験によって確認するために必要な主要タスクについて学習します。このコースでは、ファイルシステムとパーティション、論理ボリューム、SELinux、ファイアウォール、トラブルシューティングなど、Enterprise Linux 管理について詳しく説明します。
Red Hatシステム管理III:Linux 自動化(RH294)
Red Hat Enterprise Linux Automation with Ansible (RH294) は、プロビジョニング、構成、アプリケーション・デプロイメント、およびオーケストレーションを自動化する必要がある、Linux システム管理者および開発者向けです。
受講生は、Ansible を管理ワークステーションにインストールして設定し、管理ホストの自動化を準備する方法を学びます。受講生は、タスクを自動化する Ansible Playbook を作成し、それらを実行してサーバーが正しくデプロイおよび設定されていることを確認します。一般的な Linux システム管理タスクを自動化するためのアプローチの例を学習します。
Red Hat OpenStack管理I(CL110)
Red Hat OpenStack Administration I: Core Operations for Domain Operators (CL110) は、OpenStack を使用したクラウドコンピューティング環境の管理を検討しているドメインオペレーターを対象としています。受講生は、Red Hat® OpenStack Platform の運用と保守の方法について学習します。
Containers、Kubernetes、Red Hat OpenShiftの紹介(DO180)
Red Hat OpenShift I: Containers & Kubernetes (DO180) では、コンテナを構築および管理し、Kubernetes クラスタ上にデプロイする方法を紹介します。このコースは、開発者、管理者、サイト信頼性エンジニアなど、複数の職務で必要とされるコンテナ、Kubernetes、および Red Hat OpenShift Container Platform に関する実践形式の授業で、コンテナ管理の基本的な知識とスキルを習得できます。
https://www.redhat.com/ja/services/training/do180-introduction-containers-kubernetes-red-hat-openshiftwww.redhat.com
Red Hat OpenShift Development I: Introduction to Containers with Podman(DO188)
Red Hat OpenShift Development I: Introduction to Containers with Podman (DO188) では、Podman と Red Hat OpenShift を使用したコンテナの構築、実行、管理について紹介します。このコースでは、実践的な体験を通じて、コンテナ化アプリケーションを開発するためのコアスキルを構築します。これらのスキルは、Red Hat OpenShift on AWS (ROSA)、Azure Red Hat OpenShift、OpenShift Container Platform など、OpenShift のすべてのバージョンの使用に適用できます。
OpenShiftアプリケーションの紹介( DO101)
OpenShift アプリケーションのビルド、デプロイ、スケーリング、およびトラブルシューティングのための開発者向け入門コース。
Red Hatアプリケーション開発 I:Java™ EEプログラミング( AD183)
Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) は、経験豊富な Java Standard Edition (Java SE) 開発者に Java Enterprise Edition (Java EE) の世界を紹介します。
このコースは、Red Hat® Enterprise Application Platform 7.0 に基づいています。
このコースでは、Java EE を構成するさまざまな仕様について学習します。実践演習を通じて、シンプルな Java SE コマンド・ライン・アプリケーションを多層エンタープライズ・アプリケーションに変換します。そのために、Enterprise Java Beans、Java Persistence API、Java Messaging Service、REST サービス用 JAX-RS、Contexts and Dependency Injection (CDI)、アプリケーションを保護するための JAAS など、さまざまな Java EE 仕様を使用します。
Python Programming with Red Hat( AD141)
初心者向け Python プログラミング
Python は、システム管理者、データサイエンティスト、開発者が Web アプリケーションの作成、Red Hat Ansible Automation カスタムモジュール、統計分析の実行、AI/ML モデルのトレーニングに使用する人気のプログラミング言語です。このコースでは Python 言語の概要と、制御フロー、ループ、データ構造、関数、ファイル I/O、正規表現、JSON の構文解析、デバッグなどの基本的な概念を学びます。このコースは、Python 3 および RHEL 9.0 に基づいています。
これらのコースに関しては企業向けに有償で公開しているものと同じになります。いつでも最新版です!
問い合わせ先
これ使いたいかもと思われる教育機関の方がいらっしゃいましたら、是非以下からお問い合わせください。
Red Hat アカデミーの公式サイトは以下となります。
ご参考(事例)
SAの瀬戸でした。