Red Hatの小島です。
日本のお客様がRHELをAWSで利用する場合、従来は以下のいずれかとなっていました。
- 年間契約制のRHELサブスクリプションをAWSに持ち込んで、Red HatのRHELサポートを受ける
- AWS Management Console(以下、AWS Consoleと記載)から購入する従量課金制のRHELについて、AWSのRHELサポートを受ける
しかし、2025年4月1日からのAWS Marketplaceでの取引における日本の消費税の取り扱い変更や、2025年5月1日からのAWS MarketplaceにおけるSaaS出品のガイドライン変更に伴い、以下をAWS Marketplaceから購入して利用できるようになりました。
- Red Hatがサポートする従量課金制のRHELサブスクリプション
- AWSだけでなく、オンプレミス(以下、オンプレと記載)や他のクラウドでも利用できる年間契約制のRHELサブスクリプション
本記事ではAWS Console/Marketplaceから購入できるRHELサブスクリプションや、それらに紐づいているRHEL AMIの種類について、2025年5月時点の情報をご紹介します。
- AWS Consoleで購入できるRHELサブスクリプション (1P PAYG RHEL)
- AWS Marketplaceで購入できるRHELサブスクリプション (3P RHEL)
- RHELのゴールドイメージ
- AWS Console/Marketplaceで購入したRHELサブスクリプションへの移行
- まとめ
- Appendix
RHELだけでなく他のサービスも利用可能になっているので、ぜひこちらもご確認ください。
AWS Consoleで購入できるRHELサブスクリプション (1P PAYG RHEL)
AWSがサポートするRHELサブスクリプションです。AWS上で利用できる従量課金制(PAYG)のRHELということで、今まで利用してきたお客様も多いと思います。これはAWS Consoleから購入して利用しますが、AWS Marketplaceにもそのリストが掲載されており、
- 提供元またはパブリッシャーが「Amazon Web Services」
- 「Red Hat Enterprise Linux」または「RHEL」という名前が付いている
ものとなります。
主なものとしてx86_64ベースのRHEL8/RHEL9とAWS ArmベースのRHEL8/RHEL9がありますが、他にRHELのHAアドオンが付いたRHEL with HA(x86_64版)やRHEL for SAP with HA and US(x86_64版)などがあります。
これらのRHELはAWSにとってのファーストパーティ製品でもあるので、便宜上1P PAYG RHELと呼ぶことにします。 1P PAYG RHELは、追加料金無しで以下を使うこともできます。詳細はリンク先のWebページをご参照ください。
- Red Hat Update Infrastructure (RHUI)を利用したRHELパッケージのダウンロード/インストール/アップデート
- RHEL EUSサブスクリプション (x86_64版のみ.
rhui-eus-switch
やrhui-eus-ha-switch
コマンドで設定可能)- RHEL for SAP with HA and US(x86_64版)では、デフォルトでRHUIのRHEL E4Sリポジトリが有効化済み
- Red Hat Satelliteサブスクリプション
RHUIはクラウド環境専用のRHELリポジトリであり、1P PAYG RHELではデフォルトで利用できます。
利用料金
1P PAYG RHELの利用料金は、1P PAYGのRHEL for SAP with HA and USとRHEL Workstation for GPU-based Instancesの場合を除き、EC2インスタンスの利用料金に含まれています。オンデマンドインスタンスの料金表やリザーブドインスタンスの料金表を参照して、利用料金を見積もることができます。この時、オペレーティングシステムに「RHEL」や「Red Hat Enterprise Linux HA」などのRHEL関連のものを選択します。
利用方法
1P PAYG RHELはAWS ConsoleまたはAWS CLIから利用できるようになっており、Red Hatアカウントは不要です。AWS Consoleから利用する場合、Amazon EC2のインスタンス起動画面から「その他のAMIを閲覧する」→「AWS Marketplace AMI」の、
- パブリッシャー: Amazon Web Services
- オペレーティングシステム: Red Hat Enterprise Linux
というフィルターをかけて検索したAMIを選択して起動します。
上記の1P PAYG RHEL AMIリストについてはaws ec2 describe-images
コマンドでも確認できます。1P PAYG RHEL AMIの名前には、従量課金制であることを意味するHourly2
が含まれています。以下は東京リージョンで利用できるRHEL9系のAMIリストを出力するコマンドです。ここで確認した1P PAYG RHELのAMI IDを指定して、AWS CLIでEC2インスタンスを起動することもできます。
aws ec2 describe-images --owners 309956199498 \ --query 'sort_by(Images, &Name)[*].[CreationDate,Name,ImageId]' \ --region ap-northeast-1 --output table \ --filters "Name=name,Values=RHEL-9.*Hourly2*" ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | DescribeImages | +---------------------------+------------------------------------------------------+------------------------+ | 2023-06-06T07:43:29.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20230531-arm64-4-Hourly2-GP2 | ami-061b486e98f014dff | | 2023-06-06T07:45:51.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20230531-x86_64-4-Hourly2-GP2 | ami-01dca0aeb230ee8eb | | 2023-07-18T21:41:18.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20230712-arm64-7-Hourly2-GP2 | ami-0898cc4c891fd4ef4 | | 2023-07-18T21:42:38.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20230712-x86_64-7-Hourly2-GP2 | ami-098ef4802afd467e6 | ...<略>... | 2025-03-13T20:54:51.000Z | RHEL-9.5.0_HVM-20250313-arm64-0-Hourly2-GP3 | ami-0404ad07a445b496e | | 2025-03-13T17:53:37.000Z | RHEL-9.5.0_HVM-20250313-x86_64-0-Hourly2-GP3 | ami-07f63d80296cfee44 | | 2024-11-12T15:47:22.000Z | RHEL-9.5.0_HVM_GA-20241029-arm64-0-Hourly2-GP3 | ami-01ab05bcff4c0f10d | | 2024-11-12T17:40:42.000Z | RHEL-9.5.0_HVM_GA-20241029-x86_64-0-Hourly2-GP3 | ami-0d688e6ee8638ea73 | +---------------------------+------------------------------------------------------+------------------------+
最新版より少し古いバージョンの1P PAYG RHEL AMIをAWS Consoleから利用したい場合、ここで確認したAMIの名前またはAMI IDで「コミュニティAMI」から検索して選択します。AMI IDが同じAMIの場合、「AWS Marketplace AMI」と「コミュニティAMI」で販売されているAMIは同じです。
AWS Marketplaceで購入できるRHELサブスクリプション (3P RHEL)
Red HatがサポートするRHELサブスクリプションです。従量課金制と年間契約制で利用できるRHELサブスクリプションがあります。これらは、Red HatがAWS Marketplaceで販売しているものとなります。
Red HatがAWS Marketplaceで販売している製品は、提供元またはパブリッシャーが「Red Hat」のものとなります。「Red Hat Limited」提供の製品はEMEA地域専用のものなので、基本的に日本のお客様は使えません。
これらの製品のうち、RHELに関連するものは以下です。6番以外は全て従量課金制のRHELです。
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) for AWS (x86_64版)
- Red Hat Enterprise Linux for Arm (AWS Arm版)
- Red Hat Enterprise Linux for SAP with HA and Update Services (x86_64版)
- Red Hat Enterprise Linux 7 Extended Life Cycle Support (ELS) (x86_64版)
- Red Hat Enterprise Linux for Third Party Linux Migration with ELS (x86_64版)
- Red Hat Subscriptions (年間契約制のRHEL(x86_64版)を含んだRed Hat製品)
上記の従量課金制RHELはAWSにとってのサードパーティ製品でもあるので、1番と2番のRHELを便宜上3P PAYG RHELと呼ぶことにします。 3P PAYG RHELは、追加料金無しで以下を使うこともできます。詳細はリンク先のWebページをご参照ください。
- Red Hatサポートチームが提供するプレミアムサポート
- Red Hat Update Infrastructure (RHUI)を利用したRHELパッケージのダウンロード/インストール/アップデート
- RHEL EUSサブスクリプション (Arm版のRHEL EUSも提供.
rhui-eus-switch
コマンドによる設定不可) - Red Hat Satelliteサブスクリプション
RHUIはクラウド環境専用のRHELリポジトリであり、3P PAYG RHELではデフォルトで利用できます。
利用料金
3P PAYG RHEL
3P PAYG RHELの利用料金は、EC2インスタンスの利用料金とは別にAWSから請求されます。つまり、
- ソフトウェア(RHEL)の利用料金 (AWSリージョンごとの違いは無し)
- EC2インスタンス(OSタイプはLinux)を含むAWSインフラの利用料金
の合計金額がAWSから請求されることになります。料金情報は、EC2インスタンス起動画面などから確認できます。
3P PAYG RHEL(x86_64版)には、Red Hat Satellite付きのRHEL Premium(x86_64版. 定価: US$1813.90)サブスクリプションが含まれています。定価の情報は、Red Hat StoreのWebページから参照できます。このサブスクリプションをAWSに持ち込んで利用する場合、EC2インスタンスのサイズに関係なく、RHELインスタンス2台ごとにRed Hat Satellite付きのRHEL Premiumサブスクリプションが1本必要(例: インスタンス1台なら1本、インスタンス3台なら2本)となります。
そのため、以下の3P PAYG RHEL(x86_64版)カタログのソフトウェア(RHEL)の年間料金情報(vCPU数が多くなるほど、RHELの料金が高くなります)を参照すると、c7i.2xlarge (8vCPU, RAM16GiB)より小さいサイズのRHELインスタンスを起動する場合、3P PAYG RHEL(x86_64版)の方がサブスクリプション持ち込み(BYOS)よりお得になる傾向があると分かります。
Red Hat SubscriptionsカタログのRHEL
Red Hat Subscriptionsカタログでは、年間契約制のRHEL/OpenShift/Ansibleなどのサブスクリプションを販売しています。その中で、RHELに関するサブスクリプションは以下の3つとなります。以下の画像では「RHEL_ELS」サブスクリプションもありますが、これはEdgeユースケース用の特別なサブスクリプションですので、基本的には購入しないでください。
- RHEL Standard (x86_64版. SKU: RH00004)
- RHEL Premium (x86_64版. SKU: RH00003)
- RHEL for SAP Solutions Premium (x86_64版. SKU: RH00763)
これらのSKUは、Red Hatがこれまでお客様に販売してきたRHELサブスクリプション(x86_64版)のSKUと同じであり、オンプレや他のクラウドでも利用できる年間契約制のRHELサブスクリプションとなります。定価も同じです。これらをAWS上で利用する場合、
- RHELサブスクリプションの年間料金 (前払い形式で、購入月の月末にAWSから請求)
- EC2インスタンス(OSタイプはLinux)を含むAWSインフラの利用料金
の合計金額がAWSから請求されます。
オンプレや他のクラウドでも利用できる年間契約制のRHEL EUS、RHEL ELS(x86_64版)、Red Hat Satelliteサブスクリプションなどは、AWS Marketplaceのプライベートオファーで購入することができます。ご希望の場合は「購買専用のお問い合わせ」のWebページから、プライベートオファーでのサブスクリプション購入希望をお問い合わせください。その際に、プライベートオファー発行に必要な情報をご案内します。
なお、AWS Marketplaceのプライベートオファーを使用して購入するソフトウェア製品に違いはありません。プライベートオファーを使用して購入したソフトウェアは、プライベートオファーを使用せずにソフトウェアを購入した場合と同じように動作します。
プライベートオファーの発行には制限があります。全てのRed Hatサブスクリプションをプライベートオファーで購入できるわけではありません。詳細はRed Hatまでご相談ください。
利用方法
事前準備
AWS Marketplaceのカタログから購入手続きを実施します。この時、購入したRHELサブスクリプションを付与するためのRed Hatアカウントが必要です。Red Hatアカウントを持っていない場合、下記を参考にしてRed Hatアカウントを作成して下さい。
「Red Hatアカウントの管理について不明点があるから確認したい」「AWSアカウントとRed Hatアカウントの連携状況を確認したい、または連携を解除したい」などのリクエストがある場合は、Red Hatのカスタマーサービスまでお問い合わせ下さい。
AWSアカウントとRed Hatアカウントの連携設定をしていない場合、以下の「Red Hat Subscription Support Registration」カタログからAWSアカウントとRed Hatアカウントとの連携設定を実施する必要があります。このカタログ自体は無料であり、Red HatアカウントへのRed Hatサブスクリプション割り当てやRed Hatサポートケース作成のための、アカウント連携を目的として提供しています。
無料の「Red Hat Subscription Support Registration」カタログ購入からの、AWSアカウントとRed Hatアカウントの連携設定手順については、「AWS MarketplaceのカタログからRHEL7 ELSを購入」で紹介しているものと同様の手順で実行できますので、参考にしてください。Red HatのWebページで「Connect accounts」ボタンをクリックして、次のような「Congratulations」メッセージが表示されるとアカウント連携は完了です。他にRed Hatサブスクリプションを購入していない場合、この時点では、Red Hatアカウントには何もRed Hatサブスクリプションが割り当てられていない状態となります。
3P PAYG RHEL
AWS Marketplaceの3P PAYG RHEL(x86_64版)の利用方法をご紹介します。3P PAYG RHEL(AWS Arm版)の場合も同様です。
以下のWebページから3P PAYG RHEL(x86_64版)の購入手続きを実施します。
画面右上にある「View purchase options」をクリックします。
その次に表示されるEULAなどの契約を読んで「Accept Terms」をクリックします。
1分ほど待つと、以下のような画面が表示されます。これで3P PAYG RHEL(x86_64版)の購入手続きは完了です。以下の画面から年間課金制の契約を作る(「Contract options」でインスタンスタイプと数量を選択→「Add」または「Update」→「Create Contract」)こともできますが、時間課金制で3P PAYG RHELを利用したい場合、画面右上にある「Continue to Configuration」をクリックします。
ここで作成した年間課金制の契約の料金は、作成した時点で課金が発生します。例えば、以下の画像のようにUS$470の年間課金の契約を2025年5月に作成すると、2025年5月末にAWSからUS$470が請求されます。
https://console.redhat.com/subscriptions/inventory

3P PAYG RHEL for Armのカタログからサブスクリプション購入手続きを完了すると、「Red Hat Enterprise Linux Server with Satellite, Premium (vCPU, Hourly, On-Demand, Billing). SKU: RH02657HR」サブスクリプションが付与されます。3P PAYG RHEL for Armを利用したい場合、RH02612とRH02657HRの両方のサブスクリプション購入手続きを実施してください。なお、これらの3P PAYG RHELサブスクリプションがRed Hatアカウントに付与されていないと、Red Hatのサポートを受けられませんので注意してください。

これらの3P PAYG RHELサブスクリプションは、有効期限が切れたら自動更新される設定になっています。年間課金制の契約がある場合、一番最後に作成した契約の開始日と終了日に更新されます。サブスクリプションが不要になった場合は、3P PAYG RHELのEC2インスタンスを全て削除したあとに、以下のWebページに従ってAWS Marketplaceのサブスクリプション管理画面からAMIサブスクリプションをキャンセルすることで、Red Hat Subscriptions InventoryのWebページからも自動削除されます。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/marketplace/latest/buyerguide/cancel-subscription.html#cancel-ami-subscription
起動する3P PAYG RHEL(x86_64版)のバージョンとリージョンを選択して、画面右上の「Continue to Launch」をクリックします。
このWebページまたはEC2コンソールの画面を選択してインスタンスを起動できるようになっています。「Launch through EC2」を選択して画面右下の「Launch」をクリックすると、3P PAYG RHEL AMIが選択された状態のEC2インスタンスの起動画面に遷移するので、そこからEC2インスタンスを起動できます。
3P PAYG RHELでRHEL EUSを利用したい場合、rhui-eus-switch
コマンドによるRHEL EUSリポジトリの利用設定ができないので、subscription-manager
コマンドを使ってRHEL EUSリポジトリの利用設定をする必要があります。以下は、RHEL9.4 EUSリポジトリを有効化するコマンド例です。AWS Arm版の場合、以下のコマンドのx86_64
をaarch64
に変更してください。
sudo subscription-manager register sudo subscription-manager config --rhsm.manage_repos=1 sudo subscription-manager repos --enable rhel-9-for-x86_64-baseos-eus-rpms --enable rhel-9-for-x86_64-appstream-eus-rpms sudo subscription-manager repos --disable rhel-9-for-x86_64-baseos-rpms --disable rhel-9-for-x86_64-appstream-rpms sudo subscription-manager release --set=9.4
ファイアーウォールやプロキシ経由でsubscription-manager
コマンドによるRHELシステム登録などを実行する場合、下記のWebページを参考にしてください。
Red Hat CDNにあるRHEL EUSリポジトリだけを利用させたい場合、3P PAYG RHELがRHUIを利用するための設定を削除しておきます。この設定はyum remove
コマンドで削除できます。RHUIを利用する設定に戻すときのことも考えて、これらのパッケージを予めyum download
コマンドでダウンロードしておいてもいいでしょう。以下はそのコマンド例です。
sudo yum download rh-amazon-rhui-client sudo yum remove rh-amazon-rhui-client
Red Hat SubscriptionsカタログのRHEL
以下のWebページから購入手続きを実施します。
画面右上にある「View purchase options」をクリックします。
購入するRed Hatサブスクリプション(以下の画像の例だと、「RHEL Standard」)を選択して、数量を入力します。この時、サブスクリプションの自動更新を無効化したい場合は、「Auto-renewal」の箇所で「Do not automatically renew this contract」を選択します。そして、画面下部にある「Subscribe」ボタンをクリックすると、購入手続きが完了します。ここで購入したサブスクリプションの料金は前払いとなり、購入月の月末にAWSから請求されます。
ここで「Set up your account」ボタンが表示されることがありますが、前述の「Red Hat Subscription Support Registration」カタログを購入して、既にAWSアカウントとRed Hatアカウントを連携設定をしている場合、特に何もする必要はありません。何もせずに数分待ってWebページをリロードすると、「Set up your account」ボタンが消えて、後述の「modify」メッセージが表示される画面に切り替わります。AWSアカウントとRed Hatアカウントの連携設定をしていない場合は、この「Set up your account」ボタンからもアカウント連携設定ができるようになっています。
https://console.redhat.com/subscriptions/inventory

購入したRed Hatサブスクリプションの自動更新の設定変更や、Red Hatサブスクリプションを追加購入したい場合、Red Hat Subscriptionsカタログの「View purchase options」ボタンを再クリックして、以下の画面の「modify」をクリックします。
購入したRed HatサブスクリプションがRed Hatアカウントに割り当てられていない場合は、以下の画面の「vendor's website」をクリックして、AWSアカウントとRed Hatアカウントの連携設定をしてください。アカウント連携が完了してもRed Hatアカウントにサブスクリプションが割り当てられない場合は、Red Hatのカスタマーサービスまでお問い合わせ下さい。
次に表示される画面から、自動更新の有効化(以下の例だと、2026年4月24日に自動更新)や購入するRed Hatサブスクリプションの追加選択(以下の例だと、「RHEL Premium」を1本追加)して画面下部の「Save changes」をクリックすると、自動更新の設定変更やRed Hatサブスクリプションの追加購入が完了して、Red HatアカウントにRHEL Premiumサブスクリプションが自動付与されます。
上記の契約金額$2,519.57
は、「RHEL Standard + RHEL Premium + RHEL_ELS」の合計金額とは若干異なっています。これは何故かというと、Red Hat Subscriptionsカタログで購入した全てのRed Hatサブスクリプションは、一番最初に購入したRed Hatサブスクリプションの契約終了日に自動統一されるためです。
上記の場合は、「RHEL Standard」と「RHEL ELS」を2025年4月24日に、「RHEL Premium」を2025年5月3日に購入したため、以下のような日割り計算が適用されます。そのため、複数のRed Hatサブスクリプションの契約終了日を揃えたい場合にも、「Red Hat Subscriptions」カタログをご利用いただけます。
- RHEL Standard: 365日分の料金 (2025/04/24 ~ 2026/04/24)
- RHEL_ELS: 365日分の料金 (2025/04/24 ~ 2026/04/24)
- RHEL Premium: 356日分の料金 (2025/05/03 ~ 2026/04/24)
RHELのゴールドイメージ
無料で使えるRed Hat Developer Subscriptionや、AWS MarketplaceのRed Hat Subscriptionsカタログから購入したRHELサブスクリプションをAWS上で利用する場合、Red Hatが提供する専用のRHEL AMI(RHELのゴールドイメージ)を、AWS ConsoleまたはAWS CLIから利用できます。
AWS Consoleから利用する場合、Amazon EC2のインスタンス起動画面から「その他のAMIを閲覧する」→「自分のAMI」の「自己所有」フィルターのチェックを外して表示されたRHEL AMIの一覧から選択して起動できます。
RHELのゴールドイメージは、デフォルトでRHUIを利用したRHELパッケージのダウンロード/インストール/アップデートが可能です。ゴールドイメージではrhui-eus-switch
コマンドでのRHEL EUSリポジトリ有効化ができないので、RHEL EUSリポジトリを使いたい場合、RHEL EUSまたはRHEL Premiumサブスクリプションが付与されたRed Hatアカウントを使って、3P PAYG RHELの紹介箇所で記載したsubscription-manager
コマンドによるRHEL EUSリポジトリの有効化をする必要があります。
RHELのゴールドイメージのAMIリストが表示されない場合、RHELサブスクリプションが付与されたRed HatアカウントとAWSアカウントとの連携設定(Cloud Access手続き)をして下さい。Cloud Access手続きを実施した後に、AWSにRHELのゴールドイメージのAMIリストが表示されるようになるまで、およそ3時間から1営業日ほどかかります。
上記のRHELのゴールドイメージのAMIリストについてはaws ec2 describe-images
コマンドでも確認できます。RHELゴールドイメージのAMIの名前には、Cloud Accessで持ち込んだRHELサブスクリプション用であることを意味するAccess2
が含まれています。以下は東京リージョンで利用できるRHEL9系のAMIリストを出力するコマンドです。ここで確認したRHELのゴールドイメージのAMI IDを指定して、AWS CLIでEC2インスタンスを起動することもできます。
aws ec2 describe-images --owners 309956199498 \ --query 'sort_by(Images, &Name)[*].[CreationDate,Name,ImageId]' \ --region ap-northeast-1 --output table \ --filters "Name=name,Values=RHEL-9.*Access2*" ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- | DescribeImages | +---------------------------+------------------------------------------------------+------------------------+ | 2022-05-13T11:44:26.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20220513-arm64-0-Access2-GP2 | ami-05bca6a534e0e8753 | | 2022-05-13T11:30:11.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20220513-x86_64-0-Access2-GP2 | ami-096dfa01124362cab | | 2022-11-01T23:42:11.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20221027-arm64-1-Access2-GP2 | ami-0b06c5aa9f9aff50c | | 2022-11-02T00:06:11.000Z | RHEL-9.0.0_HVM-20221027-x86_64-1-Access2-GP2 | ami-02be111aec82d479e | ...<略>... | 2025-03-13T20:55:54.000Z | RHEL-9.5.0_HVM-20250313-arm64-0-Access2-GP3 | ami-013086f675051b916 | | 2025-03-13T17:53:33.000Z | RHEL-9.5.0_HVM-20250313-x86_64-0-Access2-GP3 | ami-0fb629222373b9861 | | 2024-11-12T15:47:48.000Z | RHEL-9.5.0_HVM_GA-20241029-arm64-0-Access2-GP3 | ami-0c8de9ae88f12058b | | 2024-11-12T17:41:13.000Z | RHEL-9.5.0_HVM_GA-20241029-x86_64-0-Access2-GP3 | ami-067473039657edce6 | +---------------------------+------------------------------------------------------+------------------------+
1P/3P PAYG RHEL AMIとRHELのゴールドイメージのAMIは全てRed Hatが作成したものであり、RHELのバージョン番号/アーキテクチャ/リリース日などが同じであれば、中身は全く同じになります。これは/etc/fstab
ファイルで指定しているデバイスのUUIDや、rpm -qa
コマンドで確認できるインストール済みのパッケージ一覧などが同じであることから確認できます。例えば、以下の2025年3月13日にリリースされた1P/3P PAYG RHEL AMIとRHELのゴールドイメージのAMIは、中身が全て同じものとなります。
- RHEL-9.5.0_HVM-20250313-x86_64-0-Hourly2-GP3 (1P PAYG)
- RHEL-9.5_HVM-20250313-x86_64-0-6b2625ac-e9ca-4d9a-a34f-63dc75a4d497 (3P PAYG)
- RHEL-9.5.0_HVM-20250313-x86_64-0-Access2-GP3 (ゴールドイメージ)
RHELのゴールドイメージを利用する場合、
- RHELサブスクリプションの利用料金 (購入先から請求. Red Hat Developer Subscriptionを利用している場合は無料)
- EC2インスタンス(OSタイプはLinux)を含むAWSインフラの利用料金 (AWSから請求)
の合計金額が請求されます。
AWS Console/Marketplaceで購入したRHELサブスクリプションへの移行
Red Hatから購入したRHELサブスクリプションを、オンプレまたはAWSでのゴールドイメージ用に利用している場合を想定して、AWS Console/Marketplaceで購入したRHELサブスクリプションを利用するように移行する方法をまとめておきます。
1P/3P PAYG RHELへ移行する場合、追加料金なしでRHEL EUS(1Pの場合はx86_64版のみ)とRed Hat Satelliteサブスクリプションを利用できるようになるため、RHEL EUSとRed Hat Satelliteサブスクリプションの購入が不要になります。
オンプレのRHELを利用している場合
Red Hat SubscriptionsカタログのRHELへの移行
年間契約制のRHEL StandardやRHEL Premiumサブスクリプションの購入先を変更するだけなので、現在ご利用中のRHELシステムを特に変更する必要はありません。今ご利用されているRHELのサブスクリプションと同じ本数分を、Red Hat Subscriptionsカタログからご購入いただきます。
なお、前述したとおり、年間契約制のRHEL EUSやRHEL ELS(x86_64版)などの一部のRed Hatサブスクリプションなどについては、AWS Marketplaceのプライベートオファーで発行できますので、一度Red Hatまでご相談ください。
1P PAYG RHELへの移行
AWSがサポートする1P PAYG RHELに移行する場合、AWS Application Migration Service (AWS MGN) を利用したシステム移行が可能です。以下にAWSのドキュメントとしてまとまっていますので、ご参考にしてください。AWS MGNを利用したシステム移行について不明点などあれば、AWSまでお問い合わせください。
3P PAYG RHELへの移行
新規作成した3P PAYG RHELのEC2インスタンスに、パッケージの再インストールやデータコピーをしてください。これらの移行手順を自動化したい場合、Red HatがAWS Marketplaceで販売しているManaged Ansibleサービスを別に利用することもできます。
AWSでRHELのゴールドイメージを利用している場合
Red Hat SubscriptionsカタログのRHELへの移行
前述の「オンプレRHELサブスクリプションから、Red Hat SubscriptionsカタログのRHELへの移行」と全く同じです。現在ご利用中のRHELシステムを特に変更する必要はありません。
1P PAYG RHELへの移行
前述のAWS MGNを利用したシステム移行が可能です。手動の場合、以下のAWSドキュメントの「LI インスタンスへの移行-オプション 2 (RHEL BYOL EC2 インスタンスの場合)」を参照して、インスタンス停止後に移行することもできます。以下がそのイメージです。新規作成した1P PAYG RHELインスタンスに、今まで利用していたRHELのゴールドイメージのEBSを付け替えます。
RHELのゴールドイメージのAMIと1P PAYG RHEL AMIは、バージョン番号やリリース日などが同じなら中身が同じですが、インスタンスのメタデータが異なります。このメタデータは、各インスタンスから以下のコマンドを実行して表示確認できます。
- RHELのゴールドイメージ
curl http://169.254.169.254/latest/dynamic/instance-identity/document ...<略>... "billingProducts" : [ "bp-63a5400a" ], "devpayProductCodes" : null, "marketplaceProductCodes" : null, "imageId" : "ami-0f946bd6a055105a0", "instanceId" : "i-0625c522df52c9753", "instanceType" : "t2.small", ...<略>...
- 1P PAYG RHEL
curl http://169.254.169.254/latest/dynamic/instance-identity/document ...<略>... "billingProducts" : [ "bp-6fa54006" ], "devpayProductCodes" : null, "marketplaceProductCodes" : null, "imageId" : "ami-00d6b050f16b51e1f", "instanceId" : "i-09be3fed6c702944f", "instanceType" : "t2.small", ...<略>...
ここで表示されるbillingProducts
のIDが、ゴールドイメージと1P PAYG RHELのインスタンスで異なります。このメタデータのbillingProducts
などを元に、インスタンスの課金やRHUIのRHEL EUSリポジトリへのアクセス制御などを実施しています。ゴールドイメージのEBSを1P PAYG RHELのインスタンスに付け替えると、1P PAYG RHELインスタンスの起動時にメタデータが更新されて、billingProducts
やimageId
が1P PAYG RHELインスタンスのものに変更されて、1P PAYG RHELの課金が実行されます。
この時、RHEL9.4などのEUSが使えるバージョンであれば、1P PAYG RHELインスタンス上でsudo rhui-eus-switch 9.4
コマンドを実行して、RHUIのRHEL9.4 EUSリポジトリを参照するように設定変更することもできます。
上記のcurl
コマンドで何も表示されない場合は、RHELのsosreportを見ることでもbillingProducts
やimageId
などを確認できます。RHELのsos
パッケージは問題解決のためにRed Hatサポートチームが必要とすることが多いので、普段運用しているRHELシステムにインストールしておくことを強く推奨しています。
sudo yum -y install sos sudo sos report ...<略>... Your sos report has been generated and saved in: /var/tmp/sosreport-ip-10-0-36-253-2025-05-04-mtzsefr.tar.xz Size 9.56MiB Owner root sha256 1c1a9cc369089b364975567761804ad255d693229bb854eed8b95bbdce373946 Please send this file to your support representative. sudo tar xf /var/tmp/sosreport-ip-10-0-36-253-2025-05-04-mtzsefr.tar.xz sudo less sosreport-ip-10-0-36-253-2025-05-04-mtzsefr/run/cloud-init/instance-data.json ...<略>... "billingProducts": [ "bp-6fa54006" ], "devpayProductCodes": null, "imageId": "ami-00d6b050f16b51e1f", "instanceId": "i-09be3fed6c702944f", "instanceType": "t2.small", ...<略>...
余談ですが、1P PAYG RHELからRHELのゴールドイメージへ変換することもできます。その場合は前述の手順とは逆に、新規作成したRHELゴールドイメージのインスタンスに、今まで利用していた1P PAYG RHELインスタンスのEBSを付け替えます。これによって、ゴールドイメージのインスタンス起動時にメタデータが更新されて、billingProducts
やimageId
がゴールドイメージインスタンスのものに変更されて、1P PAYG RHELのソフトウェア(RHEL)課金が止まります。
1P PAYG RHELインスタンスでRHUIのRHEL EUSリポジトリを参照していた場合、ゴールドイメージではRHUIのRHEL EUSリポジトリの参照ができなくなるので、sudo rhui-eus-switch reset
コマンドで、RHUIのRHELリポジトリを参照するようにして下さい。
3P PAYG RHELへの移行
前述のとおり、新規作成した3P PAYG RHELのEC2インスタンスに、パッケージの再インストールやデータコピーをしてください。これらの移行手順を自動化したい場合、Red HatがAWS Marketplaceで販売しているManaged Ansibleサービスも別途利用できます。
なお、3P PAYG RHELについては、RHELゴールドイメージから1P PAYG RHELへの移行のように、単なるEBS付け替えでは移行できません。3P PAYG RHELインスタンスには3P PAYG RHEL専用のEBSが接続されているため、RHELゴールドイメージや1P PAYG RHELインスタンスのEBSを利用できなくなっているためです。
RHELゴールドイメージにある特定のバージョンのRHEL(RHEL9.4など)を3P PAYG RHELとして利用したい場合は、インスタンス停止後にEBSのデータをLinuxのdd
コマンドで丸ごとコピーする方法があります。Linuxインスタンスに接続された2つのEBSデータボリューム間の、dd
コマンドによるデータコピー実行例は次のとおりです。
sudo dd if=/dev/nvme1n1 of=/dev/nvme2n1 bs=1M status=progress 11684282368 bytes (12 GB, 11 GiB) copied, 88 s, 133 MB/s 11264+0 records in 11264+0 records out 11811160064 bytes (12 GB, 11 GiB) copied, 100.835 s, 117 MB/s
dd
コマンドによるデータコピーの全体手順のイメージは次のとおりです。
- 新規作成したRHELゴールドイメージと3P PAYG RHELの両方のインスタンスからルートボリュームのEBSをデタッチ
- 1番でデタッチしたEBSを、Amazon LinuxなどのLinuxインスタンスにデータボリュームとしてアタッチ
- 2番でアタッチしたEBSに対して、
dd
コマンドでデータコピーを実施 - 3番のコピー先のデータボリュームをデタッチして、3P PAYG RHELインスタンスのルートボリュームとして再アタッチ
- 3P PAYG RHELインスタンスを起動して、RHELゴールドイメージの中身に変わっていることを確認
この手順によって、RHELゴールドイメージにある特定のバージョンのRHELを、3P PAYG RHELのインスタンスとして利用できるようになります。3P PAYG RHELインスタンスメタデータのmarketplaceProductCodes
が3P PAYG RHEL専用のIDになっていることで、EC2インスタンス利用料金とは別に、AWS Marketplaceのソフトウェア(RHEL)利用料金が課金されていることを確認できます。このメタデータは、前述したRHELのsosreportでも確認できます。
- 3P PAYG RHEL
curl http://169.254.169.254/latest/dynamic/instance-identity/document ...<略>... "billingProducts" : null, "devpayProductCodes" : null, "marketplaceProductCodes" : [ "6cd5fxzrad0cu2j23p692xytz" ], "imageId" : "ami-0750537c7c684081d", ...<略>...
まとめ
AWS Console/Marketplaceでは、様々なRHELサブスクリプションを購入して利用できることを紹介しました。それぞれのRHELサブスクリプションは、2025年5月時点では次の特徴を備えています。これらのRHELサブスクリプションを、ぜひご活用ください。
- 1P PAYG RHEL (AWS専用)
- AWSがRHELをサポート
- Red Hatアカウントが不要
- RHUIが利用可能
- x86_64版のみ
rhui-eus-switch
やrhui-eus-ha-switch
コマンドで、RHUIのRHEL EUSリポジトリを参照可能 - RHEL for SAP with HA and US(x86_64版)では、デフォルトでRHUIのRHEL E4Sリポジトリが有効化済み
- x86_64版のみ
- バージョン番号/リリース日/アーキテクチャなどが同じであれば、3P PAYG RHELおよびRHELゴールドイメージと中身は同じ
- Red Hat Satelliteサブスクリプションを含む
- 一部の例外を除き、RHELの利用料金はEC2インスタンスの利用料金に含まれている
- 3P PAYG RHEL (AWS専用)
- Red HatがRHELをサポート
- Red Hatアカウントが必要
- SKU: RH02612
- AWS Arm版を利用する場合、SKU: RH02657HRが併せて必要
- RHUIが利用可能
- RHEL EUSサブスクリプションを含む (
subscription-manager
コマンドで設定)- RHEL for SAP with HA and US(x86_64版)では、デフォルトでRHUIのRHEL E4Sリポジトリが有効化済み
- Red Hat Satelliteサブスクリプションを含む
- RHELの利用料金はEC2インスタンスとは別にAWSから請求される
- Red Hat Subscriptionsカタログで販売しているRHEL (AWSだけでなく、オンプレや他のクラウドでも利用可能)
- Red HatがRHELをサポート
- Red Hatアカウントが必要
- Red Hatがこれまでお客様に販売してきた年間契約制のRHEL(x86_64版)のSKUと同じ
- AWSのRHELゴールドイメージを利用する場合、RHUIが利用可能
- RHEL EUSのリポジトリを参照する場合、
subscription-manager
コマンドで設定
- RHEL EUSのリポジトリを参照する場合、
- Red Hatサブスクリプションの追加購入が可能
- サブスクリプションが複数ある場合、一番最初に購入したサブスクリプションの契約終了日に自動統一
- サブスクリプションを追加購入する場合、上記仕様により料金の日割り計算が適用
- AWSで利用する場合、RHELの利用料金はEC2インスタンスとは別にAWSから請求される
Appendix
Red Hatナレッジベースへのアクセスガイド
Red Hatアカウントを持たない1P PAYG RHELユーザー向けのガイドが、AWSドキュメントにまとまっています。AWS Systems Managerの機能を利用するので、RHELのインスタンスにAWS Systems Managerエージェント(SSM Agent)をインストールする必要があります。
Red Hatアカウントを作る場合、無料でRHELなどを使えるRed Hat Developer Subscriptionを持つことでも、Red Hatナレッジベースにアクセスできるようになります。AWSでRed Hat Developer Subscriptionを利用すると、RHELの利用料金なしで(EC2利用料金は必要)最大16台のRHELゴールドイメージを利用できます。
1P/3P PAYG RHELをRed Hat Satelliteで管理
1P/3P PAYG RHELにはRed Hat Satelliteで管理するためのサブスクリプションが含まれているため、無料でRed Hat Satelliteを利用できるようになっています。
RHUIを利用したRHELのインプレースアップグレード
Red Hat CDNのRHELリポジトリだけでなく、RHUIのRHELリポジトリを利用しているRHELインスタンスでもRHELのインプレースアップグレードができます。