笑いと涙と旨さあり?Red Hat Tech Night 2021.01を開催!

はじめに

Red Hatのもえわきです。Red Hat Tech Night 2021.01運営チームを代表して、先週1月14日に行われましたRed Hat Tech Nightのハイライトをお伝えします。

Red Hat Tech Nightとは

概要

Red Hat Forum 2018と合わせて、レッドハット日本法人のエンジニアの発案から、オープンソースの技術をより多くの人に広める活動としてはじまったこの勉強会、今回4回目の開催となりました。

2018年の開催に至った背景や経緯は、以下のブログ記事をご確認ください。

rheb.hatenablog.com

私も聴衆者として参加した2019年では、250名以上の方が現地参加されました。私はエンジニアではないため、話している内容の細かいところまでは理解できないのですが、そこは発表者の腕の見せどころ!! 分からないなりにも分かった気になれる(!!)素晴らしい構成になっており、熱量も相まって非常に楽しい時間を過ごすことができました。

2019年では、2018年のRed Hat Tech Nightがキッカケで入社した社員や、普段このようなイベントに参加されることのない社長も登壇し(いじられ)、大変盛り上がりました。以下のブログ記事でもその熱量を感じることができます。ぜひご確認ください。

rheb.hatenablog.com

目次

Red Hat Tech Night 2021.01レポート

今回は、オンライン開催ということもあり、これまでの「聴講者を置いてきぼりにする新感覚ミートアップ」「Red Hatの珍獣を眺める会」という特色は残しつつ、会場を包む熱量を得られない可能性も考慮して、「ゴリゴリ技術枠」と「ちょっとお楽しみ枠」を組み合わせた新しい雰囲気となっています。

ハイライト1: オンラインであることを最大限活用した前座...?

「ちょっとお楽しみ枠」として用意された前座は「ちょっと」をはるかに超えてきた内容となりました。普段は会場で食べ物や飲み物が提供されるのが今回オンラインになってできなくなったため、その代わりとして、本番前になんと料理のライブハンズオンが開かれました。Connpassであらかじめ材料を公開し、オンライン参加のRed Hat社員と一緒に今夜のおつまみを作って、本番開始までの時を過ごしたのです。もちろん、視聴者の皆様が参加されている姿は確認できないのですが、Twitter上では画像があがったりと盛り上がりを見せていました。

今回ご紹介させたいただいたメニューです。

f:id:moewaki:20210120165636p:plain

レシピは以下をご覧ください。

speakerdeck.com

ハイライト2: 今年も社長をいじることができた!?

2019年のハイライトの一つとして紹介されていた「社長いじり」。今回はオンラインなのでさすがに難しいかと思っていましたが、そこはあきらめが悪い私たち。乾杯の挨拶をする「新人」として登場してもらうことになりました。

f:id:moewaki:20210120165835p:plain

そして、Twitterでは、そんな新人の挨拶にも「オンラインの音声のノイズ等、まだまだ向上の余地があるので立派なYouTuberとして育って欲しい」と社員からの厳しい意見(笑)や「本物の大型新人!」など盛り上がりをみせていました。ナイスアシストです。ただ、社長も、あらかじめ用意しておいた2種類の紹介スライドの中で、カジュアルな写真(上)の方をその場で自ら選ばれるあたり、いい意味でのRed Hatの洗礼を受けてもらえたのではないでしょうか...?

ハイライト3: 今年もバラエティに富んだパネルディスカッションとライトニングトーク

ライトニングトークとパネルディスカッションでは、「ゴリゴリ技術枠」だけでなく、在宅勤務での体験談や、Open Cultureの話など、バラエティに富んだラインアップとなりました。

箸休め的な「パネルディスカッション」

メインのセッションの1つ、パネルディスカッションでは、ゴリゴリなライトニングトークの「箸休め」的な部分を担いつつも、Red Hatのユニークな文化がみえるディスカッションが行われました。

タイトル: あまりにも Open すぎてビビる Red Hat の Culture
テーマ1: Red Hat の Open Culture についてビビったこと (入社歴3年未満の方々の体験談)
テーマ2: 組織の風通しの良し悪しや働き方の多様性について (入社歴5年以上の方々の体験談)

個人的に大好きなテーマです。とくに前半。Red Hatの社員であれば誰でも何かしら逸話をもっていて、それを集めただけでもエピソード本が書けてしまいます。今回は、時期的にホットトピックであるコロナ禍での会社の対応と、プライベートと仕事の両立について話してもらいました。管理職間の話がひそひそ話にならずオープンであるところが、皆様にとって一番の驚きポイントになった様子でした。

後半は、男性社員が取得した育休の体験談と、ボトムアップでチームが変わった経緯の紹介となりました。どちらの話も、社員の要望や意見に柔軟に対応できるRed Hatだからこそ実現できたのかもしれません。蛇足ですが、このような話はなかなか聞ける機会もないので、この発表後、社内でももう少し聞きたかったという声があがりました。

これぞ真骨頂「ライトニングトーク」

Red Hat Tech Nightの真骨頂であるライトニングトークは、「ゴリゴリ技術枠」の部分を担いました。ただ、話している内容はゴリゴリしているのに、なぜか生活家電の話が出てきたり、復讐の日というセンセーショナルなタイトルで将棋盤が出てきたり、愛社精神満載のコスチュームで登場したり、配信しながら配信の話をしたり、出だしの川柳で引き付けたりするところは、いつものように私のような非エンジニアの人にも優しい、魅力的なコンテンツとなりました。

皆さんすばらしい内容でどれか一つ選んで紹介できるものではないのですが、あえてあげます。今回唯一の技術部門以外からの登壇です。

タイトル: バックオフィス社員がRHLS受けてみた
内容: RHEL管理者初心者コースRH124を1ヶ月受けてみてどうなるか体験記
発表者: 和泉陽平

Red Hat 認定トレーニングは以下のページをご参照ください。
www.redhat.com

和泉さんが挑戦されたコースです。
www.redhat.com

Red Hat社員は誰でも、お客様がご利用になれるオンライントレーニングコースを受けることができます。主な対象は技術職なのですが、中には和泉さんのように、非技術職でありながら挑戦される強者もおります。技術的な話や技術者視点を理解できただけでなく「シンプルに楽しかった」と和泉さんは話していましたが、このRed Hat Tech Nightやコミュニティ活動もそうなのですが、エンジニアでなくても飛び込んでみると、案外、想像以上に楽しい体験ができるものだなと私も日々痛感しています。Red Hatには、部門間の垣根すら超えていくパワーがありますが、それは単にオープンな雰囲気で風通しが良いだけでなく、このような各自のちょっとした努力の積み重ねも、互いに理解して尊重する力の源になっているのだと思います。

今回、ご視聴いただいた皆様、視聴はしなかったけどここをご覧になっている皆様、和泉さんがお勧めしたように、何かの機会にはぜひ周りにいる非エンジニアの方もお誘いください。

さいごに

色々なものを手探りで進めてきた今回のオンラインイベント、皆様はどのような印象をもたれたのでしょうか。前回に引き続き、今回も「置いてきぼり感」「Red Hatの珍獣達」という特色は残しつつも、いつもの熱い雰囲気とは違って、肩の力を抜いて楽しんでいただけたのであれば幸いです。

イベント終了後、Twitterの投稿から、以下のページができていました。視聴するかどうか迷われている方がいらしたら、ぜひ参考にしてください(個人的にはデカデカと書かれている「生活家電」がツボです)。

f:id:moewaki:20210120170726p:plain AI分析サービス - Bubbly AI

次回の開催はいつになるのか(秋ぐらいにって話もありましたね!!)、オンラインなのか会場に集まれるようになるのかは分かりませんが、これからも最新技術とともに、さまざまな情報を伝えられる場を設けていきたいと思います。

最後になりましたが、ライトニングトークやパネルディスカッションに登壇いただいた皆さん、運営チームを支えてくださったすべての方、Twitterで会を盛り上げてくださったすべての方、そしてご視聴いただいたすべての方に感謝を申し上げます。

資料

今回配信されたYoutubeは、一定期間(2021/07/14までを予定)視聴することができます。
https://www.youtube.com/watch?v=mxyQEm0idB4&feature=youtu.be

ライトニングトークで使用されたスライド ossbyredhat.connpass.com

Twitterまとめ

togetter.com

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。