OpenJDK

PodmanではじめるRed Hatのミドルウェア製品:OpenJDK(2)

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 前回記事の続きになります。前回記事ではOpenJDKのコンテナイメージでjarファイルが実行される仕組みなどを深掘りしました。 今回はOpenJDKのコンテナイメージのサイズの確認やコンテ…

PodmanではじめるRed Hatのミドルウェア製品:OpenJDK

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 Red Hatの製品にはミドルウェア製品が多数あるのですが、数も種類も多くて細かい機能までは把握しきれていません。 個人の観点ではこれまでIT業界の仕事はインフラ畑でやってきたので…

【令和6年最新版】JBoss EAP 7.4からJBoss EAP 8.0への移行

画像提供:もりわかさん OpenShift SSA の瀬戸です。 JBoss EAP 8がリリースされてから4ヶ月がたちました。8.0.1パッチも提供され、そろそろ移行をお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 以前、JBoss EAP 7.x から JBoss EAP 8-Beta への移行方法…

Windowsクライアント向けJavaアプリケーションをActive Directoryで配布する

Red Hat のソリューションアーキテクトの瀬戸です。 概要 以前jpackageを使ったクライアントアプリケーションのパッケージングの方法についてまとめました。 rheb.hatenablog.com その時にmsi形式でパッケージングをしましたが、このmsiという拡張子のついた…

jpackageの踏み入った使い方

Red Hat のソリューションアーキテクトの瀬戸です。 概要 前回はjpackageの基本的な使い方を説明しました。 今回はもうちょっと踏み込んだ使い方を説明します。 前回の記事を読んでいない方は、先にそちらをお読みください。 rheb.hatenablog.com よく使うパ…

jpackageを使ってJavaアプリケーションの配布用パッケージを作成する

Red Hat のソリューションアーキテクトの瀬戸です。 概要 OpenJDK 14からjpackageというインストーラーを作るためのツールが同梱されるようになりました。 もともとはJavaFXにあったjavapackagerがベースとなっているツールです。 Windows/Linux/Mac用のイン…

JDK 21 の開発者向けの新機能

Red Hat のソリューションアーキテクトの瀬戸です。 この記事はRed Hat Developerのブログ記事、What's new for developers in JDK 21 | Red Hat Developer を、許可をうけて翻訳したものです。 Java開発者にとってエキサイティングな情報として、今年 9 月 …

QuarkusとPodman DesktopでJavaコンテナを管理する

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 この記事は Red Hat Developerの Managing Java containers with Quarkus and Podman Desktop を、許可をうけて翻訳したものです。 本記事で紹介する Podman や Podman Desktop に関…

Java Runtime (De)compilerの紹介

こんにちは、Red Hat Middleware Technical Account Manager のイアンです。 お客様のサポートケースの対応では、現象を再現させるために稼働しているJavaアプリケーションのコードを修正/パッチする場合があります。そのときには、Bytemanをよく使っていま…

Java 17:OpenJDKのコンテナ対応における新機能

OpenJDKは、以前からLinuxコンテナ(DockerやPodman、またKubernetesのようなコンテナオーケストレーションフレームワークなど)を意識してきました。コンテナ対応とは、OpenJDKがコンテナ内で動作していることを検出することを意味します。この記事では、コ…

シングルコアのコンテナにおけるJavaのベストプラクティス

コンテナで動作するJavaアプリケーションの数が増えています。コンテナの採用は、特定のチームや企業の市場区分や クラウドの成熟度によるので、正確な数を決定するのは困難です。たとえば、New Relic のデータでは、顧客の Java ワークロードの 62% 以上が…

Docker HubのOpenJDKイメージの利用を更新するためのアドバイス

コンテナ内のJava実行環境は、今後数カ月でアップデートを受けられなくなる可能性があります。そろそろ手を打つべきでしょう。この記事では、この問題を引き起こした原因である決定事項を説明し、解決策を提案します。

Red Hat は Eclipse TemurinでJavaのサポートを拡大

Eclipse Temurinは、Eclipse Adoptiumコミュニティが提供するOpenJDKの比較的新しいディストリビューションです。2021年8月の最初のJava SEリリース以来、多くのJava開発者が選択するディストリビューションとなっています。5億回以上ダウンロードされ、製品…

Cryostatの情報まとめ

Red Hat で Java Platform Advocate として OpenJDK を担当している伊藤ちひろ(@chiroito)です。 この記事は、Red Hat が主導して開発している JDK Flight Recorder を管理するツールである Cryostat に関するブログのまとめ記事です。 Cryostat 2.1 9つの…

9つの素晴らしいCryostat 2.1のアップデート

皆さんは、Java Flight Recorderを使ったことがあるのではないでしょうか。これは、Javaの動作状況を分析し、理解するための優れたツールです。開発中や本番で稼動している作業量を把握するのに重宝します。Cryostatは、コンテナとKubernetesに同じ機能を提…

Cryostat 2.1での不要な通知をフィルタリング

Cryostatは、Java Flight Recorder (JFR)でJavaアプリケーションを監視する際、常に通知を発行してきました。Cryostatのバージョン2.1では、提供される情報の量を増やし、表示されるものに対するユーザの制御を強化し、Cryostatの性能を向上させる通知のため…

Cryostat 2.1の新ダウンロードAPIでJFRデータに高速にアクセス

Cryostatは、Kubernetes上でJDK Flight Recorderのデータを管理するためのツールです。この記事では、JSON Web Token (JWT) に基づく新しいダウンロード API が、Cryostat 2.1 Web クライアントにおいて、より応答性が高く効率的なダウンロードの流れを促進…

Cryostat 2.1のサイドカーレポートによるリソース消費量の削減

Cryostatは、Kubernetes上でJDK Flight Recorderのデータを管理するためのツールです。Cryostatのバージョン2.1では、JDKフライトレコーディングの自動分析レポートを生成するために、サイドカーレポートコンテナを使用するオプションが導入されています。以…

Cryostat 2.1によるKubernetes上のJMX認証情報の管理

Cryostatは、Kubernetes上のJDK Flight Recorderのデータを管理するためのツールです。コンテナ化されたJava仮想マシン(JVM)上でJava Management Extensions(JMX)認証を有効にしている場合、CryostatはターゲットJVM上のJDKフライトレコーディングにアク…

CryostatとGraphQLによるインスタンス間のJFR管理

Cryostatは、Java Flight Recorder (JFR) を用いたJavaアプリケーションの監視をクラウド上で管理します。Cryostat 2.1では、複数のアプリケーション、コンテナ、Kubernetesポッドのフライトレコーディングを制御するためのGraphQLがサポートされており、強…

Cryostat 2.1でJFRデータを記録ラベルで整理する方法

Cryostat 2.1の技術プレビューリリースでは、コンテナで管理されたJavaアプリケーションを監視するJDKフライトレコーディングにメタデータやカスタムラベルを添付し、Cryostatを使ってそれらの記録を管理できます。記録のラベルは、クエリで記録を識別し、同…

Cryostat 2.1の新UIでJFRの自動化ルールを構築する方法

Cryostatは、Kubernetes上でJDK Flight Recorderのデータを管理するためのツールです。最新バージョンであるCryostat 2.1では、Cryostat 2.0でAPI機能として導入されていた自動化ルールのユーザインタフェースが一新されています。これにより、多くのJavaア…

OpenShiftでCryostat 2.1にログインする方法:SSOを使う

Kubernetes上でJDK Flight Recorderのデータを管理するツールであるCryostatは、Cryostat 2.1の技術プレビューリリースとして、Red Hat OpenShift上の組み込みOAuthサーバーに統合されました。OpenShift上のCryostatにログインすると、OpenShiftのログインペ…

コンテナ型アプリケーションにカスタム JDK Flight Recorderイベントを注入

JDK Mission Control (JMC) エージェントは、Java 仮想マシンを再起動することなく、ランタイムにカスタム JDK Flight Recorder (JFR) イベントを注入できる強力なツールです。JMCエージェントプラグインがコンテナ化されていない環境でエージェントを使用す…

OperatorHub.ioからKubernetes上へCryostat Operatorをインストール

Cryostat はコンテナネイティブのJVM アプリケーションで、JDK Flight Recorder(JFR) を使ってコンテナのプロファイリングと監視を行うためのセキュアな API を提供します。Cryostat 2.0では、他の機能として、OperatorHub.ioカタログの一部として提供されて…

JDK Flight Recorderデータへの高速アクセス方法

この記事では、Cryostat 2.0の特別なルール定義について紹介します。これにより、アプリケーションの通常スケジュールされたアーカイブプロセスを待たずに、JDK Flight Recorder (JFR) データにその場でアクセスできます。Cryostat の新しい `POST` ルール定…

JMCエージェントによるJVM性能監視

最近のJDK Mission Control (JMC) 8.1リリースに伴い、新しいJMCエージェントプラグインに目を向ける良い機会です。アップストリームにマージされたこのプラグインは、Javaアプリケーションを再起動または再構築することなく、実行中のJava仮想マシン(JVM)…

Cryostat 2.0によるカスタムJFRイベントテンプレート

Cryostat 2.0の使い方をハンズオンで紹介するシリーズにようこそ。この記事では、JDK Flight Recorder (JFR) を使用して Java アプリケーションを監視するためのカスタムイベントテンプレートを事前に設定する方法を紹介します。まず、新しい Cryostat Opera…

JDK Flight Recorderのコンテナでの自動化

この記事は、Cryostat 2.0、またはコンテナ用JDK Flight Recorderを使用するためのハンズオンガイドのシリーズの一部です。この記事では、自動化されたルールのためのCryostatの新しいAPIを紹介します。この API の簡潔ながら強力なルール定義を際立たせる 2…

CryostatによるカスタムターゲットのJavaモニタリング

デフォルトでは、CryostatはリモートJava Management Extensions (JMX)とJMX-RMIが有効な接続性を持つ、発見可能で有効なターゲットを自動的に認識します。発見機能は、Kubernetes APIベースのサービスエンドポイントやJava Discovery Protocol (JDP)など、…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。