OSS文化が育てるエンジニアの行動変容

こんにちは。Red Hatコンサルティングチームの木嶋です。 組織の変革において「うちの若手にはもっと積極的になって欲しいんだけど」とお嘆きの声を耳にする機会があります。 人のマインドや組織の文化を変えるのは、そう簡単ではありませんよね。 この赤帽…

なぜ今、モダナイゼーションなのか?~エンジニアを悩ませる「技術的負債」からの脱却

Red Hat コンサルタントの金子です。「アプリケーションモダナイゼーション」に関連する記事の第2回目となります。 この記事では、"技術的負債"がどのような影響をもたらすのかを具体例を用いながら見ていけたらと思います。 アプリケーションモダナイゼー…

OCI準拠のコンテナイメージとして提供するオフラインナレッジポータル (RHOKP)

Red Hatの小島です。 オフライン環境でもRed Hatの様々なナレッジを参照できるようにするためのオフラインナレッジポータル(Red Hat Offline Knowledge Portal. 通称RHOKP)の提供が、2025年5月に開始されました。 www.redhat.com RHOKPによってオフライン環…

アプリケーションモダナイゼーションとは何か? - 主要なアプローチ(6つのR)を理解する

こんにちは、Red Hatでコンサルをしている中川です。 今回から不定期にアプリケーションモダナイゼーションに関連する記事をアップしていこうと思います。 初回となるこの記事では、「アプリケーションモダナイゼーションって何?」という問いに対して、現場…

Zookeeper から KRaft モードへの移行

Streams for Apache Kafka の リリースサイクルと Zookeeper のサポートについて レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat の Apache Kafka 製品「Streams for Apache Kafka」(旧 Red Hat AMQ Streams) は、2025年3月に LTS版の 2.9 を…

待望のSaaS型 AAP on AWS が登場!(Red Hat Ansible Automation Platform Service on AWS)

皆様こんにちは、Red Hat の中島です。 ここでは2025年4月より日本から利用できるようになった ”Red Hat Ansible Automation Platform Service on AWS” (以下 AAP on AWS)について紹介させてください。 このサービスは従来のRed Hat Ansible Automation Pl…

AWS Console/Marketplaceで購入できるRed HatのSAP関連サブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)

こんにちわ。 Red HatのSolution Adoption Architectの石倉です。 Red Hatで、カスタマーサクセスチームに所属する技術営業です。 昨今、SAP社の基幹システムアプリケーション(SAP S/4HANA)をSAP社が提供するクラウドサービス(RISE with SAP)に移行するケー…

AWS Console/Marketplaceで購入可なOpenShiftサブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)

Red Hatの小島です。 日本のお客様がOpenShiftをAWSで利用する場合、従来は以下のいずれかとなっていました。いずれの場合も、OpenShiftのサポートはRed Hatが、EC2インスタンスを含むAWSインフラのサポートはAWSが提供します。 年間契約制のOpenShiftサブス…

AWS Marketplaceで購入できる従量課金のJBoss EAP

こんにちは。OpenShift SSAの瀬戸です。 小島さんが次のような記事を書いてくれていました。 rheb.hatenablog.com 実は、これに伴い、AWS Marketplaceにおいて JBoss EAPも従量課金で購入できるようになっています。 そちらの中身を覗いていきたいと思います…

Kaoto に日本ユーザーのフィードバックが。待望のドキュメント生成機能が登場

サポートの古市です。 Integration開発に Red Hat Build of Apache Camel をご利用の皆さん、GUI開発ツールの Kaoto 2.5 がリリースされたのをご存知でしょうか? Kaoto 2.5 色々と書きたい気持ちをグッと抑え、ぜひ注目していただきたい新機能のみ今回ご紹…

AWS Console/Marketplaceで購入できるRHELサブスクリプション(オンプレ/他クラウド用含む)

Red Hatの小島です。 日本のお客様がRHELをAWSで利用する場合、従来は以下のいずれかとなっていました。 年間契約制のRHELサブスクリプションをAWSに持ち込んで、Red HatのRHELサポートを受ける AWS Management Console(以下、AWS Consoleと記載)から購入す…

OpenShift Logging on AWSでのログサイズや利用料金を見てみる

Red Hatの小島です。 AWS上でのOpenShift環境の場合、OpenShift Loggingによって主に利用されるログの保存場所はAmazon CloudWatchかAmazon S3となります。本記事では、OpenShift Loggingで利用されるAWSのストレージサイズやインフラ利用料金の目安となる情…

OpenShift/RHEL上での.NETサポート

こんにちは。Specialist Solution Architect の瀬戸です。 説明すると、たまになんで?という反応をされることもあるのですが、Red HatはMicrosoftとアライアンスを結んでおり、.NETの実行をエンタープライズ品質でサポートしています。 Red HatはOpenJDKやJ…

【Developer Hub 実践|第8回】Golden Pathの実装をマスターしよう - 後編

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 前回の記事ではGolden Path実装の前段として、SonarQubeの導入やDeveloper Hubとの連携、そしてAWS ECRへの認証設定などを行いました。 この記事ではいよいよGolden Pathの中身につい…

【Developer Hub 実践|第7回】Golden Pathの実装をマスターしよう - 前編

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまで、Developer Hub (Backstage) を使って認証連携やComponentの登録、さらにはSoftware Template機能を用いたシンプルなHello Worldアプリのセルフサービスデプロイをご紹介し…

OpenShift 4.18 新機能:User Defined Network (UDN) を試してみた

こんにちは、レッドハットでソリューションアーキテクトをしている清水です。 はじめに 2025/2/25 に GA された OpenShift 4.18 では、ユーザーが OpenShift 上に自由に L2/L3 ネットワークを構築することのできる User Defined Network (UDN) 機能が GA さ…

【Developer Hub 実践|第6回】TechDocsを作成・登録しよう

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでのブログでは、Developer Hub(Backstage)の基本設定からSoftware Template機能を使ったセルフサービスのアプリデプロイなどを紹介してきました。今回は、TechDocsというBacks…

【Developer Hub 実践|第5回】Software Templateを使ってアプリのデプロイをセルフサービス化しよう

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでの記事では、Developer Hubのインストールから、GitHubやGitLabとの認証連携、さらにComponentの登録方法について解説してきました。 今回はDeveloper Hub(Backstage)が提供…

【Developer Hub 実践|第4回】Componentを作成・登録しよう

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 これまでGitHubやGitLabの認証連携を進めてきたことで、Developer Hubにアクセスできる状態になったかと思います。 今回はDeveloper HubにComponentを登録し、その表示を確認していこ…

Camel の開発ツール - Camel JBang (Camel CLI) のご紹介 (2)

レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat build of Apache Camel(旧 Red Hat Fuse)では、開発のためのツールをいくつかご用意しています。 今回は、Camel JBang の Kubernetes Plugin をご紹介します。 Camel JBang Kubernetes Plugin…

systemdのせいでNFS mountに失敗する話

Red Hatの森若です。 systemdの前後関係で問題が発生することが原因で、NFS mountに失敗することがあります。 実際の問題で困っている人は以下のナレッジ記事をどうぞ :) access.redhat.com 今回はこの背景を簡単に紹介します。 systemdによる前後関係の矛盾…

Camel の開発ツール - Camel JBang (Camel CLI) のご紹介 (1)

レッドハットのソリューションアーキテクトの森です。 Red Hat build of Apache Camel(旧 Red Hat Fuse)では、開発のためのツールをいくつかご用意しています。 今回は、効率よくプロトタイピングを行うことができる、Camel JBang (Camel CLI) についてご…

【Developer Hub 実践|第3回】GitLabを使用した認証を実装しよう

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 前回の記事ではGitHubと連携してDeveloper Hubの認証を実装しました。 しかし中には、GitHubではなく社内のオンプレミス環境に構築したGitLabを利用している方もいるかと思います。 …

開発環境のセキュリティを守ろう! Red Hat Trusted Software Supply Chain/Trusted Application Pipeline

こんにちは。Specialist Solution Architect の瀬戸です。 Red Hatから去年発表されたRed Hat Trusted Software Supply ChainおよびTrusted Application Pipelineという製品群をご存知でしょうか? ご存知でなくても、これらの製品が実現したいことはとても…

RHEL 9.5でのopensslリベース

Red Hatの森若です。 Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 9.5 にて、opensslが 3.0.x から 3.2.x にリベースされています。 Red Hat Enterprise Linux 9.5 リリースノート >> 4.2. セキュリティー RHEL 9.0から9.4まで提供されていたopenssl 3.0.x ライブラリを…

LogFileMetricExporter カスタムリソースを見てみる

LogFileMetricExporter カスタムリソースを見てみる はじめに LogFileMetricExporter 収集できるメトリクス ダッシュボードで確認 Top producing containers Top producing containers in last 24 hours DaemonSet の定義をみる ソースをみる まとめ LogFile…

2025年のAnsibleとわたし

みなさん本当にメリークリスマス。Red Hatのさいとうです。 Ansible Advent Calendar 2024の今年最後の記事です。例年、最終日の記事では、翌年の予想をしているのですが、昨日のよこちさんの記事で紹介されていたとおり、AWXのリニューアル工事が進行中で来年の予…

【Developer Hub 実践|第2回】GitHubを使用した認証を実装しよう

こんにちは、Red HatでOpenShift関連のプリセールスをしている北村です。 前回の記事でDeveloper Hubのインストールが完了したので、今回はGitHubと連携してDeveloper Hubの認証を実装します。 【第1回】Developer Hubをインストールしてみよう 【第2回】Git…

Ansible Automation Platform 2.5で新しくなったEvent-Driven Ansibleを使ってみる

はじめに Ansible - Qiita Advent Calendar 2024 - Qiita の12/23 の記事になります(4時間遅れ) Red Hatでコンサルタントをしている山下です。 今回の記事では2024年10月にリリースされたAAP 2.5 でアップデートされたEvent-Driven Ansible (EDA) の新機能を…

ミニチュア工場 スマートファクトリへの道 -工場長の大塚さん -

はじめに 本記事は、OpenShift Advent Calendar 2024 の12月23日の記事です。 皆様、こんにちは! レッドハットのミニチュア工場の工場長、大塚から情報をお届けします。 出展: イラストや レッドハットでは、オフィスにミニチュア工場を導入し、IT(情報技…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。