こんにちは。ソリューションアーキテクトの橋本です。
今日は、レッドハットの製品を評価したい、という方に製品へのアクセス、利用開始をより簡単に始めていただくため、シンプルになったトライアルセンターをご紹介します。
トライアル(評価版)サブスクリプションとは
評価版サブスクリプションは、Red Hatl製品の評価目的のためにRed Hat製品を使用する時に、無償で入手・利用することができるサブスクリプションです。通常版と比較して、機能制限、ソフトウェア、ドキュメントやナレッジへのアクセスの制限はありませんが、使用期限がだいたい60日間(一部異なるものもあります)と定められており、プロダクション環境での利用は、評価版の利用規約に反することになります。
評価版の利用条件は、トライアルセンターのページに記載されています。
トライアル対象製品や、サポートの有無、個別の申請が必要なトライアルについてなど、その他よくあるご質問(FAQ)については、こちらに記載されていますので、いちどご覧ください。
トライアルセンターを見てみる
トライアルセンターにアクセスすると、こんな感じの画面が表示されます。
注目の製品、Red Hat Enterirpse Linux, OpenShift, Ansible Automation Platform、そしてJBoss EAPを始めとしたミドルウェア製品がタブでわかれて表示されます。
ちなみにクラウドでOpenShiftのマネージドサービスを提供するROSAとAROについては、無償オプションとは別に、従量課金形式で気軽でクイックに試せますので、そのご案内もこのトライアルセンターにあります。
セルフサービスでトライアルを申請してみる
試しに、Red Hat Enterprise Linuxのトライアルを申請してみます。"Red Hat Enterprise Linux" タブをクリックしたら表示される、"Red Hat Enterprise Linux" の"試用する"ボタンを押してみます。
すると、以下のような画面が表示されます。トライアルの内容を確認し、問題がなければ、"無料トライアルを利用する" をクリックします。
ログインを求められますので、Red Hat IDでログインします。まだRed Hat IDをお持ちでない場合は、ボックスの下にある"Register for a Red Hat Account"をクリックして作成してください。
ログインが成功したら、すぐプロセスは完了し、トライアル申請完了となります。と同時に、RHELの場合はRHEL 9.4(記事執筆現在)のインストールDVDのisoのダウンロードが開始されます。回線にはご注意ください。
自分が使っているトライアルを確認する
My Trialsというページから、自分が現在申請、利用しているトライアルが一覧できるようになっています。
当然、Hybrid Cloud ConsoleのSubscription Inventoryのような、Red Hat IDに登録されているすべてのサブスクリプションの一覧にもTrialのサブスクリプションが表示されます。
ちなみに、RHELをRHSMおよびHybrid Cloud Consoleに登録する場合は、Registration Assistantを使って登録コマンドを確認すると便利です。
ということで、トライアルセンターから、製品評価をサクっと始めていただけるようになっています。「Red Hat製品を試してみたいけど、どこから始めたらいいかわからないなぁ」という方は、ぜひチェックしてみてください。
なおRed Hatでは製品のトライアルサブスクリプションだけでなく、個人で使用できる無償のDeveloper Subscription for Individualsや、トレーニングを受け放題のラーニングサブスクリプションのトライアルなどを提供しています。そちらについては、当ブログにあるこちらのページをいちどご覧ください。