森若です。
2021年11月4日Red Hat Enterprise Linux 9.0 Betaが出たので情報まとめです。
RHEL 8と同じく、以下4種類のアーキテクチャに対応しています。
- Intel/AMD64 (x86_64)
- ARM 64-bit (aarch64)
- IBM Power LE (ppc64le)
- IBM Z (s390x)
公式のアナウンスはこちらです。 www.redhat.com
主な特徴
RHEL 8.5 betaと比較すると、以下が大きな違いでしょうか。
- OpenSSL 3が使われている
- cgroup v2がデフォルト
- LTO(Link TIme Optimization)が有効
- Python 3.9
- SSHでrootユーザに対してパスワード認証が不可になっている
- (従来もdeprecatedだった)network-scriptsが削除
もちろんその他のデスクトップや言語処理系なども最新に近いバージョンへアップデートされています。
CentOS Stream
RHEL 9 は CentOS Streamをベースとして開発される初のバージョンです。 Beta出荷以降の最新の状況を知りたい場合はCentOS Stream 9を見ることができます。
関連リンク
リリースノート:
ダウンロード:
ダウンロードにはサブスクリプションを持っているRed Hat IDが必要です。Red Hat Developer Programでの無償サブスクリプションでも大丈夫です。
RHEL 9.0 Betaの不具合などについてのフィードバックはカスタマーサポートまでお寄せください。