『OpenShift.Run』OpenShift Communityの忘年会

こんばんわ。
2019年ももぅあと僅かですね。今年は何やってたんやろ…と思ってたら終わりました。
そしてAdvent Calendarも、いよいよ終わりになりましたね。ブログはもともと苦手なんですが、師走はバタバタしており、時間がないともっと苦手になりますねー。
それでも自分の番がやってくる。恐るべしAdvent Calendar (/・ω・)/

今回は『OpenShift Advent Calendar 2019 - Qiita』の最終日投稿です。
検証したい技術ネタもそこそこ溜まってますが、OpenShift.Run を12/20に行ったので、記憶が新しいうちにまず結果をお送りしますっ。
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なんで「OpenShift.Run」?

Red Hat社内のSA(Solution Architect)が顧客向けにOpenShiftのデモ環境を作ってるんですね…。
そしてOpenShiftをインストールしたことある方は分かると思うのですが、コンテナアプリケーションの外部接続のためにドメインが必要です。そこで使っていたのが(例)「*.app.cluster.openshift.run」みたいなやつ。
そのTopドメインをもらって、OpenShift.Runになりました。なお、個人取得のドメインですw
ただただ「.Run(ドット・ラン)」ってかっこよくね?みたいなノリです。
この規模のイベントをノリで許されるのが赤帽のいいところですよねー。

OpenShift.Runのイベントサイトについて

多くの場合、イベントサイトはイベント会社に作ってもらうのですが、今回はイベントサイトをAzure上のWordpressで動かしていました。
(*さすがにずっと動かしてるとお金がかかるので、もう停止しましたがw)
コミュニティなので、自分で作ったほうがビジネスっぽくなくていいなぁーとか思ってやってました。(ただの自己満)
それこそOpenShift上で動いていましたっ!というとカッコいいのですが、ガッツリVM(app-gateway x1, db x1, app x1)で運用。
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よく「うちのサービス、コンテナ化する理由がないんです。」みたいなお客さんもいるのですが、まさにそれですね。とくに頻繁なメンテナンスやCIを回さない以上、コンテナ化する労力のほうがかかってしまうという。ただ、逆に言うと、頻繁に運用したり、リリーススピードを上げたいサービスだったらコンテナのほうがいいってことですよね。

OpenShift Communityで意識していること

そんなにOpenShift感出して(特にビジネス中心)、コミュニティやりたいとは正直思ってないんですよね。
エンタープライズのシステムにもKubernetesを導入してほしいなー。くらいの思いで。
ただ、OpenShiftと言ってしまうと、どうしてもビジネス色がついてしまう点がむずかしいところ。冒頭の写真を見ても分かるように、半数がスーツという会になっているので、普段会わない人同士(スーツ x Tシャツ)のタッチポイントとなればいいなぁとは意識しつつ…。

OpenShift Communityで今後取り扱ってほしい特集

会場でKubernetesリソースマグネットと引き換えに、アンケートをとってたので一部紹介します。まず1つ目は「OpenShift Communityで今後取り扱ってほしい特集」。

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OpenShift.Runのアンケート

OpenShift Communityで扱ってほしい特集の一位は『基本的なOpenShiftの機能紹介』
まぁ…そうですよね。色々ググれば情報は出てくるのですが、改めてOpenShiftの機能を知りたいという要望も多いと思うので、年明けにでも検討したいなと思います。また、Operatorも人気がありますね。どうもOperator SDKなどの作る方にも注目いただけそうだったので、こちらも合わせて検討したいトピック。

参加者のKubernetes、またはOpenShiftの利用/学習状況はどのあたりですか

面白かったのがこのアンケート結果。
まだまだKubernetes/OpenShiftの利用経験がない方が多い反面、すでに開発環境で使い始めている方も同じ割合くらいいらっしゃったということ。また、チュートリアルくらいの利用に留まることも多く、実践に向けた過渡期の方々に多く参加頂けているのだと感じました。

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Kubernetes/OpenShiftを社内システムに導入する際(または仮定した場合)に、一番障壁となりがちなポイント

Kubernetes導入の障壁は「チームメンバーの技術力のばらつき」
やはりKubernetesを知っている人が1人いても、チーム全体としてサービスを運用できないため、結果的に導入が難しくなると言ったところでしょうか。技術レベルを完全に統一することは出来ませんが、最低のボーダーラインは抑えるという点で、Kubernetes運用の課題が見えてきそうですね。
OperatorやManagedサービスが行うように、Kubernetesをいかに意識せずに運用できるかが、今後のシステム運用には求められる気がします。 f:id:shkitayama:20191226005533p:plain

年末年始や年明けにでも試したいものはありますか

本イベントでOpenShiftに興味を持っていただいた方も多く、積極的に触れてみたいという意見が多かったです。

  1. Kubernetesやコンテナに関する本/ブログを読んでみたい。
  2. https://learn.openshift.com」でOpenShiftを試してみたい。
  3. 無料のOpenShiftハンズオンワークショプに参加してみたい。

会場でも紹介しましたが、OpenShiftを試すには、KataCodaの「Learn OpenShift」が一番手っ取り早いです。 learn.openshift.com

また、今後のハンズオンワークショップの情報などは「Now On Red Hat」などに掲載していく予定です。 www.redhat.com

是非、年末年始や年明けに有言実行していただけると、とても嬉しいところです。

おわりに

色々とアンケート結果をご紹介してきましたが、参加いただいた方々に有意義な時間を過ごしていただければ幸いです。
また、OpenShift.Runも継続的に行えればと思っています。
TwitterConnpassなどでも情報発信していきますので、是非フォローください。

それでは、良いお年をっ!!

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。