OpenShift Commons Gathering 2021 開催!!

こんにちはー。Solution Architect 北山です。
今年も OpenShift Commons Gathering の季節がやって来ましたねっ!!
今回はこのイベントの見どころについてお伝えしていきます。

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OpenShift Commons Gathering

イベント概要

OpenShift Commons Gatheringは、OpenShiftのユーザー、パートナー、技術者などが集まるOpenShift最大のフェスティバルです。
世界3200社以上のエンタープライズに採用されたOpenShiftの「今」がこのイベントに集約されています。

  • 開催日時 : 2021年12月2日 (木)
  • 開催形式 : オンライン配信
  • 参加費 : 無料
  • 主催 : レッドハット株式会社
  • 対象者 :
    コンテナ技術を検討するITリーダー / アーキテクト / アプリケーション開発者 / IT運用管理者
    OpenShift製品・サービスの販売・導入・運用に関わるパートナー

www.redhat.com

そして、11月12日(金)までに登録いただいた方の中から抽選で30名様に『Kubernetes CI/CDパイプラインの実装』(2021年10月新刊)をプレゼント!!

事例セッション紹介

今回も、コンテナを日本で導入されている最先端のエンタープライズ企業様にご登壇いただいたきます。その中から北山の独断で、今回行われるOpenShift Commonsのオススメセッションについて紹介していきます。

金融事例「チャネルシステムの高速開発を支えるプラットフォーム」

先日行われたCloud Native Days Tokyo 2021にもご登壇された、三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社の千野様をお招きし、銀行システムにおけるコンテナ設計や運用についてお話しいただきます。
金融業界を始めとして、ミッションクリティカルな世界で日々運用を行っている開発/運用エンジニア、リーダーの方は必見のセッションです。

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チャネルシステムの高速開発を支えるプラットフォーム

今回お話しいただくシステムは、個人資産管理ツールの「Mable」。
このアプリは、個人の銀行口座やクレジットカードの管理をモバイルから安心、かつ簡単に管理できる家計簿アプリです。容易なユーザーインターフェースや顧客体験を重視して開発が行われています。

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Mable

参考リンク: 三菱UFJ銀行が「コンテナ開発」を選んだ理由、マネーツリーと見つけた“勝ちパターン”とは |FinTech Journal
参考リンク: アプリは「コンテナ納品」で、委託先の開発生産性を高めた三菱UFJ銀行 | 日経クロステック(xTECH)

通信事例「大規模レガシーシステムのクラウドネイティブ化への挑戦」

株式会社NTTドコモ様において、レガシーシステムのクラウドネイティブ化を牽引されている永原様をお招きして、レガシーシステムのコンテナマイグレーションについてお話をお伺いします。
エンタープライズでコンテナに取り組む全ての方が、必ず考える「レガシーシステムの刷新」。コンテナ化して行きたい!という理想とともに出てくる多くの課題をどのように乗り越えてきたのかを、実体験をもとにお話しいただきます。
既存システムのマイグレーションを検討していく運用リーダー必見のセッションです!!

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大規模レガシーシステムのクラウドネイティブ化への挑戦

Red Hatセッション

Red Hatメンバーがお送りするセッションでは、スペシャリストのテクニカルセッションに加え、今回は対談セッションを設けています。

OpenShift Managed Practice Partner (OMPP) と語るマネージドサービスの広がりと今後の展望

こちらのセッションは2019年に発足したRed Hat OpenShift Managed Practice Programのパートナー様をお呼びして、各社のOpenShiftマネージドサービス運用についてお話しいただきます。各社のOpenShiftマネージドサービスの概要から、OpenShiftを日々運用されている実体験の真相に切り込みます。
これからコンテナ基盤の運用を引き受けられる方、またはマネージドサービス利用と自前運用をお悩みの方必見のセッションです。

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OMPP Interviews

Red Hat OpenShift Managed Practice Program(OMPP)とは、Red Hat OpenShiftのマネージドサービスを提供するパートナー企業を対象とした支援プログラムで、運用者の育成によって安定したサービス提供とビジネス機会拡大を目指すものです。

ascii.jp

What's the deal with Managed Services & Model Delivery

OpenShiftも様々なユースケースで利用されていますが、その一つとして注目されている機械学習モデルの管理です。本セッションでは Red Hat OpenShift Data Science を活用した機械学習パイプラインの構築について紹介します。
機械学習開発のモデルデータの管理やパラメーターチューニングに苦労されている開発者様必見のセッションです。

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What's the deal with Managed Services & Model Delivery

OpenShift Data Scienceは、データサイエンティストが機械学習モデルを開発、トレーニング、テスト、デプロイするための環境を簡単に構築できます。Open DataHubに基づき、TensorFlowやPyTorchなどの機械学習用のフレームワークやJupyter Notebookを提供しています。また、NVIDIA GPU Accelerationによって、機械学習パフォーマンスをあげて繰り返し学習モデルの精度を高めます。

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OpenShift Data Science

終わりに

OpenShift Commons Gatheringはもともとグローバルで展開されており、KubeConの前日とかに行われています。昨年から日本でも展開されるようになり、OpenShiftを活用いただく数多くの方にご参加いただきました。

thinkit.co.jp

今年はそれを上回るコンテンツ盛りだくさんで準備しています。
コンテナ市場の先端を走るOpenShiftの「今」を是非ご堪能ください!!

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。