2023-01-01から1年間の記事一覧

pmda-denki を使って Red Hat Enterprise Linux システムの消費電力を管理しましょう

こんにちは、レッドハットサポートのクリスです。 大体、コンピュータの稼動に使われる電気エネルギーのほとんどは化石燃料によって生成されているので、気候変動に影響を与えます。電気も高いので、ITのエネルギー消費を把握するのは大切です。エネルギーを…

完全復活!?Red Hat Tech Night 2023を開催!

Red Hatのもえわきです。Red Hat Tech Night 2023運営チームからの熱烈な説得もとい依頼を受け、前回に続き、先週10/11に行われたRed Hat Tech Nightのハイライトをお伝えします。 Red Hat Tech Nightとは Red Hat Forum 2018(その後昨年からRed Hat Summit…

従量課金制のSelf-Managed OpenShiftを使ってみよう (AWS/Azure/GCP Marketplace編)

Red Hatの小島です。 本記事では、AWS/Azure/GCP Marketplaceで提供している従量課金制のSelf-Managed OpenShiftについてご紹介します。 前置き 提供状況 利用時のポイント サポート 料金 参考情報 前置き Red Hat OpenShiftは、Red Hatから直接購入する場合…

JDK 21 の開発者向けの新機能

Red Hat のソリューションアーキテクトの瀬戸です。 この記事はRed Hat Developerのブログ記事、What's new for developers in JDK 21 | Red Hat Developer を、許可をうけて翻訳したものです。 Java開発者にとってエキサイティングな情報として、今年 9 月 …

OpenShift AIでAI/MLもOpenShiftにおまかせ!

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている石川です。 5月末に行われたRed Hat Summitの中でRed Hat OpenShift AIが発表となりました。 www.redhat.com 上記リンクのニュースリリースにもあるように、OpenShift AIではOpenShift上でAI/MLモ…

QuarkusとPodman DesktopでJavaコンテナを管理する

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 この記事は Red Hat Developerの Managing Java containers with Quarkus and Podman Desktop を、許可をうけて翻訳したものです。 本記事で紹介する Podman や Podman Desktop に関…

あなたにセキュアなサプライチェーンを。Red Hat Trusted Software Supply Chain

こんにちは。レッドハットで OpenShift とかストレージとかを生業にしている宇都宮(うつぼ)です。 なんだか久しぶりな感じがしますが、今回は Red Hat Trusted Software Supply Chain について話します。 今年の5月にアメリカで Red Hat Summit 2023 が開催…

Red Hat Service InterconnectでNAT越えのアプリ間連携を簡単に!

はじめに みなさん、こんにちは。レッドハットでソリューションアーキテクトをしている小野です。 本記事では、5月のRed Hat Summit 2023@Bostonでも発表のあった「Red Hat Service Interconnect」についてご紹介します。 www.redhat.com Red Hat Service In…

Podman Desktop を使った Kubernetes コンテナーのデプロイとテスト

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 この記事は Red Hat Developerの Deploy and test Kubernetes containers using Podman Desktop を、許可をうけて翻訳したものです。 本記事で紹介する Podman や Podman Desktop に…

OpenShift Dev Spacesで開発環境を構築しよう!

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている石川です。 今回はOpenShift上で利用することができるアプリケーション開発環境であるOpenShift Dev Spacesを使う際のお役立ち情報を紹介したいと思います。 OpenShift Dev Spacesは昨年末のOpenS…

Apple Silicon搭載MacにシングルノードOpenShiftをインストールする(支援付きインストーラー編)

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 Apple Silicon搭載Mac(以下、ARM Mac)へのOpenShiftのインストール方法としてUPI編、エージェントベース編の2つをこれまでに紹介しました。今回はこれまでの2つよりも圧倒的に簡単…

numa_balancing の挙動 パート1

Red Hat コンサルタントの菅原です。先週に引き続いての投稿になりますが、今回は NUMA アーキテクチャにおけるメモリチューニングに関連した話題です。 この記事を書くきっかけとなったできごとは、あるお客様の2ソケットサーバーで片方の NUMA ノードのメ…

RHEL のネットワーク設定での ifcfg-rh から keyfile への移行

Red Hat コンサルタントの菅原です。こちらでの投稿は2回目です。 前回と比べると今回は小ネタといって良いと思いますが、RHEL で長年ネットワーク設定ファイルとして使われてきた ifcfg-rh 形式から NetworkManager ネイティブである keyfile 形式への、設…

Java Runtime (De)compilerの紹介

こんにちは、Red Hat Middleware Technical Account Manager のイアンです。 お客様のサポートケースの対応では、現象を再現させるために稼働しているJavaアプリケーションのコードを修正/パッチする場合があります。そのときには、Bytemanをよく使っていま…

Podmanをコンテナ内で動かす「Podman in Podman」の2つのポイント

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 Podmanはコンテナを実行するツールであることはよく知られてますが、そのPodmanを「コンテナ内で実行する」ことができるのはご存知でしょうか?今回はこの「Running Podman within a …

(電子書籍)「Podman in Action」の紹介

Podman in Action Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 Red Hat Developerから無償で入手できる電子書籍「Podman in Action」(以下、本書)についてご紹介します。 本書はコンテナの基礎からPodmanを利用した高度な使い…

Apple Silicon搭載MacにシングルノードOpenShiftをインストールする(エージェントベース編)

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 Apple Silicon搭載Mac(以下、ARM Mac)へのOpenShiftのインストールがさらに簡単になりました!前回の記事から短期間での内容更新ですが、動作確認ができたので世界最速で新しいイン…

Apple Silicon搭載MacにシングルノードOpenShiftをインストールする(UPI編)

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている田中司恩(@tnk4on)です。 ついにこの時が来ました!Apple Silicon搭載Mac(以下、ARM Mac)でOpenShiftが動くようになりました!本記事では誰でも実行可能なインストール手順を解説します。 さぁ、全世界OpenS…

OpenShift Data Scienceを使ってみよう - その2

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている石川です。 前回に引き続きRed Hat OpenShift Data Science(RHODS)についての記事となります。 rheb.hatenablog.com 今回はRHODSで利用できるカスタムイメージの作り方や、その他役立つ設定など…

ChatGPTをRHELの運用に使えるか? いろいろためしてみた。

Red Hatの森若です。 今回は個人でChatGPT Proを契約したので、ChatGPTをRHELの運用に使えるか試してみます。 趣旨とご注意 ログの意味を教えてもらう やりたいことの実現方法を聞いてみる チェックリストのたたき台を作ってみる ドキュメントの検索をさせて…

Linux でのハングタスクについて

Red Hat でコンサルタントをしている菅原と申します。 この記事では、意外とあまり説明されていないような気がする Linux システムで発生するハングタスクについて少し説明したいと思います。現場のシステムでもハングタスク検知の設定がされていることが多…

OpenShift Data Scienceを使ってみよう - その1

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている石川です。 昨年末にManaged版のRed Hat OpenShift Data Science(RHODS)のGAが発表されました。 このManaged版のRHODSはAWSで利用可能なManaged OpenShiftであるROSAや、OpenShift Dedicatedに…

Application Services Newsletter 2023年2月号記事

Red Hat のソリューションアーキテクトの井上たかひろです。 Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関す…

忘れていませんか?APIの見える化

こんにちは。Red Hatでソリューションアーキテクトをしている杉本 拓です。 API基盤の導入を検討されているお客様は多くいらっしゃるかと思いますが、APIを活用していくためには、組織内にどのようなAPIが存在するのか、APIを簡単に発見することができ、そし…

RHEL System Roles を Ansible Automation Platform から利用する

レッドハットの杉村です。Ansible のテクニカルサポートをしています。 RHEL の設定変更を Ansible から容易にできるようにするための RHEL System Roles について、以前のブログで紹介されていました。 rheb.hatenablog.com Ansible Automation Platform か…

開催間近!1/27 OpenShift.Run 2023

Cloud製品を担当しているソリューションアーキテクトの輿水です。 今週末の1月27日に開催される「あけおめ OpenShift.Run 2023 〜福袋は誰の手に?〜」のご案内です。このイベントは、OpenShiftのユーザーグループ主催によるイベントです。 開催概要 日時:2…

ローカルでのSource-To-Image (s2i)の検証

こんにちは、Red Hat Middleware Technical Account Managerのイアンです。 Technical Account Manager (TAM)として、お客様のシステムの安定稼働をさせるために私は、日々お客様からのサポートケースに対応しています。 その中で、お客様の環境、アプリ、現…

Red Hat がひっそりと開発しているデータストア - Infinispan の概要

Infinispan は「インメモリー・データ・グリッド」と呼ばれる分類のデータストアです。 KVSを使用されている開発者の方からは、「インメモリー・データ・グリッドは、キー・バリュー・ストア(KVS)の事でしょ?」と言われる事が良くあります。インメモリー…

パブリッククラウド上のRHELでもRed Hat Insightsを使ってセキュアに運用しよう

Red Hatの小島です。 本記事では、パブリッククラウドで利用する従量課金形式のRHELで、Red Hat Insightsを利用する方法をご紹介します。 前置き Red Hat Insightsの利用方法 参考情報 前置き 有効なRHELのサブスクリプションを持っていると無料で利用できる…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。