Kaoto に日本ユーザーのフィードバックが。待望のドキュメント生成機能が登場

サポートの古市です。 Integration開発に Red Hat Build of Apache Camel をご利用の皆さん、GUI開発ツールの Kaoto 2.5 がリリースされたのをご存知でしょうか?

Kaoto 2.5
色々と書きたい気持ちをグッと抑え、ぜひ注目していただきたい新機能のみ今回ご紹介します。そう、ドキュメント生成機能です!

機能実装に至るまでの背景は、Red Hat Fuse 7.x 時代に遡ります。 GUI開発を望むユーザーに使われた visual editor ですが、日本のエンタープライズユーザー様の間では、異なる評価がされていました。 プロジェクトを進める上で必要となる仕様書や設計書など、沢山の書類をメンテナンスする必要がある状況で、Camel visual editor が生成する camel route の画像が、ドキュメント資料に有用であるとご判断されていたのです。

camel route の画像(kaoto版)
camel routeを編集する度、簡単に camel route の画像もアップデートできる為、メンテナンス効率の良さを評価していただきました。

Eclipse用 camel visual editor plugin の商用サポートが終了すると告知された際、代替えツールの提供をと、日本ユーザー様から特にご要望を頂戴しました。 具体的に要望内容をヒアリングする事で、仕様書/設計書にご利用いただいている事を知り、kaoto開発チームが日本ユーザーのフィードバックを元に新規実装した機能が、今回のドキュメント生成機能です。

今までの Camel visual editor とは異なり、画像ファイルを出力するだけでなく、お客様が実装された camel route の各種パラメーターを Ascii Doc形式でドキュメント出力します。

AsciiDoc形式でドキュメントを自動生成
AsciiDocなので加筆修正もしやすく、仕様書や設計書にご利用される皆様には、より使い勝手の良いツールになったかと思います。 使い方は簡単で、画面上部の camel のライブラリーバージョンを選択するプルダウンメニューの左隣りにあるアイコンをクリックするだけです。
アイコンをクリックするだけでドキュメント生成

インテグレーションに特化した製品がもたらす恩恵は、 開発/メンテナンス だけでなく、ドキュメント管理 も含まれます。 ぜひ皆様にご利用いただき、引き続き沢山のフィードバックをいただければと思います。

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。