Red Hat Application Services NewsLetter 2021/6月号

Red Hatのソリューションアーキテクトの小杉です。

Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関する注目ニュースを、各製品技術に特化したソリューションアーキテクトが、ご紹介します。

今回は 2021/6月号となります。

想定読者
  • エンタープライズアーキテクト
  • アプリケーション開発者
  • システムの提案をするSIerの方

特集1: CodeReady Workspacesをカスタマイズして便利に開発してみよう その2

CodeReady Workspacesの便利なカスタマイズ方法の第二回目のご紹介です。CodeReadyWorkspacesはEclipse CheをベースとしたWeb上で動く統合IDEといったところですが、開発環境の標準化に一役買います。

rheb.hatenablog.com

特集2: Avro スキーマを使用した Apache Kafka クライアント開発 #1 Service Registry 構築編

Apache Kafka を使ったアプリケーション開発では、Kafka の送受信時に使うデータのスキーマを保存できる Service Registry を使用することができます。Service Registry を使用すると Kafka プロデューサー側の開発で使用するスキーマが Kafka コンシューマーが使用するスキーマより新しいケースや逆のケースにおいてもスキーマエラーを発生させることなく動作させることができる前方互換性や広報互換性を持たせることができます。Kafka に限らず、REST API (OpenAPI)や GraphQL のスキーマも保存することができます。

今回は OpenShift 上で Service Registry を構築する手順についてまとめました。構築の際には新たにリリースされた Red Hat Integration Operator を使用して、Service Registry や AMQ Streams(Apache Kafka)を構築しています。

kenta-kosugi.medium.com

特集3: 【海外事例】COVID-19のワクチン接種予約の最適化

ワクチン接種の予約殺到でシステムダウン...等の障害も出ていますが、ワクチン接種の予約システムは結構なことを考える必要があり、意外と難しい課題と思います。より良い接種スケジュールを計画し実行している事例があり、OptarPlanner Blogに掲載されていましたので翻訳して掲載しました。コミュニティ名OptaPlannerのRed Hat の製品名はRed Hat Decision Managerです。

rheb.hatenablog.com

好評開催中!クラウドネイティブアプリ開発関連のWebinar全6回

  1. Cloud Nativeを見据えたアプリケーションアーキテクチャとレガシーモダナイゼーション
  2. コンテナ時代の開発ツールチェインと開発プロセスのベストプラクティス
  3. クラウド/コンテナを前提とした時代のアプリケーション実行環境の選択
  4. マイクロサービス/サーバーレス実践入門
  5. これからのシステム連携を実現するデジタル基盤とアプローチ
  6. Cloud Nativeなデータパイプラインの作り方とオープンハイブリッドクラウドへの展開

各回とも、オンデマンドで視聴出来ます。(お名前とメールアドレス等の登録のみで視聴可能です) 下記リンクよりぜひご登録ください。

www.redhat.com

直近GAになった製品群

最近リリースとなった Application Services 製品はありません。

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。