Red Hat Developer Hub (Backstage) でGolden Pathを作ろう!

こんにちは、Red Hatでソリューションアーキテクトをしている北村です。 2024/1/17に"Red Hat Developer Hub: 一貫した開発への入り口"という記事がエントリーされました。こちらの記事に記載がある通り、Red Hatは2024/1/16にRed Hat Developer Hub(以下、RHDH)をGAリリースしました。

rheb.hatenablog.com

Red Hat Developer Hubとは

RHDHはBackstageをベースとしたInternal Developer Portalであり、Backstageの基本機能に加え、サンプルのGolden Pathや、他のRed Hat製品との連携を強化するプラグイン、ならびにエンタープライズレベルのサポートを提供します。

このRHDHは大きく2つの価値を開発者に提供します。

  • Golden Path - 開発のベストプラクティスを実際に動作する環境と共に提供
  • 開発者がOpenShift上で開発する上で必要となる様々な情報を一元化

特にGolden PathはRHDHの根幹となる仕組みであり、Platform Engineering TeamはこのGolden Pathをいかに効率よく開発チームに提供できるのかが重要になります。

Golden Path
昨今話題となっているPlatform EngineeringとRHDH(Backstage)の関係性についてはCNDT2023でお話させていただいたので、こちらも是非見ていただければと思います。
これからのPlatform Engineeringを支えるコンテナ×Backstageの真価

Red Hat Developer HubでGolden Pathを作るには?

RHDHはその特性上、開発者の体験にフォーカスした特徴やメリットが前面に出されます。そして、そういった利用者(ここでは開発者)の視点のみで製品を捉え導入しても、残念ながら導入価値を最大化することは困難です。製品導入においては、開発者に価値を提供するために必要なRHDHの運用方法を理解しておくことが重要です。

そこで、今回は現時点でのリリースバージョンにおけるRHDHの具体的な設定方法、特にGolden Pathの作成と実行にフォーカスしたQiita記事をエントリーしました。

これからこういったInternal Developer Portalの導入を検討される方や、今OpenShiftをお使いの方で、少し興味がある方は是非触ってみていただければと思います。

コンテンツ

記事は全部で6つに分かれており、現在5つの記事まで公開しています。こちらは順番に実施するWorkshop形式で記載しています。 qiita.com qiita.com qiita.com qiita.com qiita.com

さいごに

RHDHはOpenShift Container Platformとは別サブスクリプションとなるため、残念ながら気軽に利用することが難しいですが、RHDHのアップストリームであるJanus ProjectでもRHDHと近しい体験を得ることができます。Qiitaの中ではJanusのインストール方法も記載していますので、まずはこちらで気軽に試してみるところから始めてみてもいいかと思います。

2024年はRed Hat Developer Hubでさらに快適なCloud Native開発を目指してみてはいかがでしょうか?

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。