こんにちは、ソリューションアーキテクトの森若です。
今回は、レッドハットのパートナー専用Webサイト「Red Hat Connect」についてご紹介します。
レッドハットのパートナーが利用できる各種の特典へは、Red Hat Connect というWebサイトを窓口としてアクセスすることができます。Red Hat Connect には、大きく分けて以下の2種類が存在します。
- Red Hat Connect for Business Partners
全てのパートナーに向けた情報サイトです。資料提供、NFRの申請や案件登録、トレーニング、マーケティング素材など、ほとんどの特典はこちらからアクセスできます。 - Red Hat Connect for Technology Partners
ソフトウェアまたはハードウェアを開発・販売しているパートナー向けのサイトです。レッドハットの互換性データベースおよびレッドハットコンテナカタログへの製品登録、情報更新などが可能です。
この連載では Red Hat Connect for Business Partners(以下Red Hat Connect)を見ていきます。
Red Hat Connectとは?
Red Hat Connectでは、NFRサブスクリプション、各種の資料、営業および技術者向けトレーニング、デモや学習に利用できる製品デモシステム、マーケティング素材などを提供しています。
Red Hat Connect へは http://partner.redhat.com/ からRed Hat IDでアクセスします。パートナープログラムに参加する際、各社はこのサイトでアカウントを作成します。
ログインすると、以下のような画面が表示されます。ページ上部のメニューから、各種ページにアクセスできます。
- ダッシュボード:企業情報の登録、パートナープログラム管理、NFRサブスクリプション、ユーザー管理など
- 教育:トレーニング(OPEN)など
- マーケティング:各種ロゴ、ブランドポリシーなど
- 営業:価格表、案件登録、技術ライブラリ(資料ダウンロード)、Red Hat Product Demo System など
OPENとは?
レッドハットのパートナープログラムの特長として、トレーニングに力を入れているという点が挙げられます。OPEN(Online Partner Enablement Network)とは、このトレーニングを提供する仕組みで、e-learningとオンラインのラボを中心として、営業向け、セールスエンジニア向け、デリバリースペシャリスト向けの3種のロールに対応して約30種類のコースを提供しています。コースの多くは、日本語版も提供されています。
OPENであらかじめ定められたいくつかのコースを修了することで、”OPEN認定”と呼ばれる認定を受けることができます。認定取得はパートナープログラムの要件となるだけでなく、レッドハットの新しい製品を学習したり、取得した認定のロゴを名刺に印刷して自身の専門能力を示すことも可能です。
技術ライブラリ
技術ライブラリでは、レッドハット製品に関する各種資料を提供しています。英語の資料だけでなく日本語の資料も提供されていますので、日々の提案活動にぜひご活用ください。
次回は、Red Hat Connect の利用方法についてさらに詳しくご紹介します。