Red Hatのソリューションアーキテクトの松田絵里奈です。
Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services]に関する注目ニュースを、各製品技術に特化したソリューションアーキテクトが、ご紹介します。
今回は 2021/3月号となります。
想定読者
- エンタープライズアーキテクト
- アプリケーション開発者
- システムの提案をするSIerの方
特集1: CodeReady Workspacesをカスタマイズして便利に開発してみよう その1
特集2: 今注目のOSS, Apicurio - APIファーストの設計からイベント駆動アーキテクチャにおいて重要なスキーマ管理まで
今回のニュースレターのIntegrationセクションでは、Red Hat Integrationの中にも含まれているOSSであるApicurio (https://www.apicur.io/) について紹介させて頂きます。ApicurioはAPI設計ツールやスキーマレジストリ機能など、APIに関わるとても便利なツールを提供しており、いくつかのサブプロジェクトに分かれていますが、特に注目すべきは以下になります:
- Apicurio Studio / Apicurio: APIファーストのアプローチを実践するためのツールとして、OpenAPIのドキュメントをGUIベースで作成するための設計ツール
- Apicurio Registry: Apache Kafkaなどで使われるメッセージのスキーマ定義やOpenAPIなどのAPIドキュメントを格納するためのレジストリ機能を持ったツール
これらのツールの使い方について、シェルスクリプトマガジンに掲載された記事がPDFでダウンロード可能となっておりますので、ぜひダウンロードして実際に試してみて頂ければと思います。 www.redhat.com
また、Apicurio Studioと組み合わせて使われることの多いOSSのモックサーバーMicrocks (https://microcks.io/) とApicurio Studioを使い、APIファーストの開発アプローチを実際に試す方法についての記事もありますので併せてお読み頂ければと思います。 thinkit.co.jp
特集3: 業務ルールの整理に役立つ!DMNを知っていますか?
DMNとは、Decision Model and Notationのことで、OMG (Object Management Group)により制定された、ビジネス上の意思決定とビジネスルールを正確に指定するためのモデリング言語および表記法です。 業務ルールを整理し定義する際に、DMNを使うことで、要件定義・設計・実装における認識の齟齬を低減し、開発効率と品質を向上することが期待されます。 DMNの基本についてまとめてみましたので、こちらご覧ください。
SCSKセミナー記事の紹介
ルールエンジンベンダー3社がSCSK様主催のイベントでセッションを行いました。初めての企画でした!内容が記事化されましたのでぜひご一読ください。各社が考えているWith/After コロナでのお客様の方向性など、興味深い記事となっています。レッドハットからはソリューションアーキテクトの梅野が語っております。
好評開催中!クラウドネイティブアプリ開発関連のWebinar全6回
- Cloud Nativeを見据えたアプリケーションアーキテクチャとレガシーモダナイゼーション
- コンテナ時代の開発ツールチェインと開発プロセスのベストプラクティス
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直近GAになった製品群
最近リリースとなった Application Services 製品群のリストをご紹介します。 見逃している製品が無いか、是非一度ご確認ください。