Red Hat Application Services NewsLetter 2021/11月号

Red Hatのソリューションアーキテクトの森です。

Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ソフトウェアのラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、それらのソフトウェア [Red Hat Application Services] に関する注目ニュースを、各製品技術に特化したソリューションアーキテクトが、ご紹介します。

今回は 2021/11月号となります。

想定読者
  • エンタープライズアーキテクト
  • アプリケーション開発者
  • システムの提案をするSIerの方

特集1: Keycloak Metrics SPIで、Red Hat SSOの稼働統計をGrafanaで見る

Red Hat SSOは、OSSのKeycloakをベースとしたシングルサインオン製品です。シングルサインオン製品を運用する中で、アプリケーション毎のログイン数などの稼働統計などが欲しくなってきます。 今回は、コミュニティのAerogear Keycloak Metrics SPIを使い、Prometheus経由で、GrafanaのKeycloak Metrics用ダッシュボードで確認する方法を紹介しています。

qiita.com

特集2: インテグレーションをサーバーレスで実現するCamel Kの概要をご紹介

Red Hat FuseのアップストリームプロジェクトであるApache Camelのサブプロジェクトとして、Camel Kの開発が進められており、Red Hat Integrationの製品機能としてもGAされました。このCamel Kを使うことで、システム連携を従来のような重厚長大なプロジェクトではなく、クラウドネイティブに行うことができ、マイクロサービスやサーバーレスで実現することができるようになります。このスライドではそのCamel Kの概要について紹介しています。

speakerdeck.com

特集3: Kogito-Onlineでお手軽デシジョンサービス開発

Red Hat Decision Manager は、v7.11より Kogito の一部機能が製品として正式にサポートされるようになりました。 Kogito とは、クラウドに最適化されたビジネスアプリケーションを構築するための技術で、業務ルールをマイクロサービスとして開発をすることが今までよりもお手軽にできるようになります。

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今回は、Kogito Online Editor を使って、意思決定の機能をマイクロサービスとして OpenShift へデプロイしてみようと思います。

rheb.hatenablog.com

好評開催中!クラウドネイティブアプリ開発関連のWebinar全6回

  1. Cloud Nativeを見据えたアプリケーションアーキテクチャとレガシーモダナイゼーション
  2. コンテナ時代の開発ツールチェインと開発プロセスのベストプラクティス
  3. クラウド/コンテナを前提とした時代のアプリケーション実行環境の選択
  4. マイクロサービス/サーバーレス実践入門
  5. これからのシステム連携を実現するデジタル基盤とアプローチ
  6. Cloud Nativeなデータパイプラインの作り方とオープンハイブリッドクラウドへの展開

各回とも、オンデマンドで視聴出来ます。(お名前とメールアドレス等の登録のみで視聴可能です) 下記リンクよりぜひご登録ください。

www.redhat.com

直近GAになった製品群

最近リリースとなった Application Services 製品群のリストをご紹介します。 見逃している製品が無いか、是非一度ご確認ください。

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。