ブラウザだけでハンズオンができるInteractive Learning Portalのご紹介

Red Hatの須江です。

本記事は赤帽エンジニアAdvent Calendar 2018の10日目です。

Interactive Learning Portalとは?

ブラウザ上でOpenShiftや関連するOSSなどのハンズオンが実行できるセルフトレーニングサービスです。 (Katacodaというサービスを利用しているので、Katacodaをご存知の方ならすぐに使えると思います。)

コンテンツはすべて英語ですが、いまのところ無償でご利用いただけますので、手っ取り早くOpenShiftや関連プロダクトを試してみたいという場合に便利です。 最近はRed Hatが開催するハンズオンもこちらの環境を利用することが多くなってきました。

Interactive Learning Portalの利用方法

こちらにアクセスしてください。 learn.openshift.com

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OpenShiftの基礎から、Service MeshやServerlessまでいろいろなコンテンツが用意されています。 また、"OpenShift Playgrounds"を実行すると、自由に使えるOpenShiftが起動できます。 インスタンスは一定時間で停止されるので永続的に利用することはできませんが、ちょっとした動作確認などにご活用下さい。

ハンズオンの進め方

12/6の記事で紹介したDebeziumのハンズオンがありますので、そちらを例として進め方を説明します。 "Building Application On OpenShift"を選択(Start Course)し、"Debezium deployment"を開始(START SCENARIO)します。

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開始すると、ハンズオンの概要説明が表示され、裏でOpenShiftのインスタンスが起動されます。

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概要説明の一番下までスクロールして "START SCENARIO" を押して下さい。

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すると、OpenShiftが起動し、必要なセットアップが完了した状態でコンソールが利用できるようになります

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あとは手順どおりにハンズオンを進めるだけです! コマンドをいちいちコピペするのが面倒な場合は、コマンドの文字列をクリックすれば勝手に実行してくれますので、ものぐさな方はポチポチで進めて下さい。 (Debeziumのハンズオンでは登場しませんが、KatacodaではJavaやYAMLなどのコードを編集する操作もポチポチで実行できるように工夫されています。)

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また、コンテンツによってはWeb UIを利用して操作するよう指示がある場合があります。 "Terminal"の隣の"Dashboard"タブからOpenShiftの管理コンソールが利用できますので、適宜使い分けて下さい。

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明示的に終了する必要はないので、ハンズオンが終了した場合や、中断する場合には黙ってブラウザを閉じて大丈夫です。

まめちしき

Interactive Learning PortalのコンテンツはGitHubで管理されています。 バグや記載ミスなどを発見されたら、issueをあげていただけると嬉しいです。

https://github.com/openshift-labs/learn-katacoda

また、 Katacoda(https://www.katacoda.com/)にユーザー登録すれば、自分のハンズオンコンテンツを公開することもできます。 上記コンテンツを参考にして、自前のハンズオンコンテンツを作ってみるのも楽しいかもしれませんね!

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。