2020-01-01から1年間の記事一覧

Quarkus 1.9 リリース - Micrometer 拡張機能の成熟、複数のRedisクライアント、Quarkiverse

Quarkus 1.9 では、既存の機能セットに加えて、多くの改良が加えられています。 - Micrometer の拡張機能が成熟 - Kafka はメトリクスを持つ - 複数のRedisクライアントがサポート(Sentinel接続と同様) - Bean Validation は Reactive Routes でサポート -…

OpenShift Kubernetes Engineのご紹介

(注) 本記事は2020年11月時点の情報です。OpenShift Kubernetes Engineの最新情報については、参考情報として記載しておりますOpenShiftドキュメントも合わせてご参照ください。 Red Hat ソリューションアーキテクトの小島です。 Red Hatが提供しているOpenS…

Quarkus 1.8.3.Final リリース - バグ修正

Quarkus 1.8.3.Final をリリースしました。このリリースには、厄介なリグレッションの修正やその他の修正が含まれています。 これは、Quarkus 1.8を使用しているすべての人にとって安全なアップグレードです。

プルリクエストのバックポートで負け犬からヒーローへ

Quarkus プロジェクトの動きは速いです。バグフィックスリリースを準備するときには、通常、バックポートするためのプルリクエストが数十件発生します。バックポートするためのプルリクエストの数は膨大です。GitHub の UI を使って行うのは不便ですし、時間…

APIプロダクト: APIを価値あるものとする方法

Red Hatでソリューションアーキテクトをしている杉本です。 この記事は Red Hat Developer Blog の APIs as a Product: Get the value out of your APIs を許可をうけて翻訳したものです。 ProgrammableWebが発表したこの2019年のレポートに見られるように、…

Ansible が利用する Python 実行環境

みなさんこんにちは。レッドハットの杉村です。Ansible のテクニカルサポートをしています。 Ansible Engine や Ansible Tower は Python で書かれています。今回の記事では、Python の実行環境についてお話したいと思います。 Python は 2.7 と 3 で互換性…

Mutinyで失敗した時の対処法

先週、Mutiny での障害処理についていくつか質問を受けました。だから、もう少し説明が必要なのかもしれない。まず、Mutiny はイベント駆動型のリアクティブプログラミングライブラリです。Mutiny では、イベントを処理します。上流の Uni や Multi はこれら…

Red Hat Application Services NewsLetter 11月号

こんにちは、レッドハットの Specialist Solution Architect の松田です。 初のオンライン開催となった、Red Hat Forum APAC 2020も終わり、今年も残りわずかとなりました。 さて、レッドハットにはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ミドルウェアラ…

Quarkus でコーディングを開始するための新しい方法のプレビュー

Maven プラグインや code.quarkus.io を使って Quarkus プロジェクトを生成したことがありますか? もしそうであれば、なぜ Quarkus の拡張機能の幅が広いのに、REST API のサンプルアプリケーションしか生成できないのかと疑問に思ったかもしれません。もち…

Quarkus 1.8.1.Final リリース - バグ修正、RESTEasy Multipart 拡張機能

Quarkus 1.8.1.Final をリリースし、いくつかのバグフィックスとドキュメントの改善を行いました。 また、新しい RESTEasy Multipart 拡張機能を導入し、マルチパートで繰り返し発生するエンコーディングの問題を修正しました。 これは 1.8.0.Final を使って…

Quarkus 1.8 リリース - 複数の永続化ユニット、Micrometer、jbang、GraalVM 20.2

いくつかのピカピカの新機能が付属していますが、中でも以下のような機能があります。 - Hibernate ORM 拡張機能のための複数の永続化ユニットのサポート - 新しい Micrometer の拡張機能 - 簡単な Quarkus ベースのスクリプティングのため jbang を統合 - G…

みんなのためのMicroProfile OpenAPI

MicroProfile OpenAPI は、主に JAX-RS エンドポイントに OpenAPI を追加するために使用されます。このブログ記事では、Quarkus で使用されている場合に、SmallRye の実装がどのように拡張され、いくつかの追加機能と、より多くのウェブフレームワークをサポ…

デジタル化が進む世界におけるAPIの役割

この記事は Red Hat Blog の Role of APIs in an increasingly digital world を、許可をうけて翻訳したものです。 COVID-19は世界に非常に大きな影響をもたらしました。私たちがビジネスを行う方法、働く場所、サービスを提供する方法、コミュニケーション…

Red Hat OpenStack Platform Distributed Computes Nodes

OpenStackを担当しているソリューションアーキテクトの輿水です。 Red Hat OpenStack Platform Distributed Computes Nodes(以下DCN)はOpenStackのコントロール部分をセントラルサイトに集約し、計算リソースやストレージをエッジサイトに分散させる仕組み…

Ansible Tower で Windows Active Directory を認証に使ってみよう!

みなさんこんにちは。レッドハットの杉村です。Ansible のテクニカルサポートをしています。 Ansible から Windows Active Directory を操作してみるというものを紹介したことがありました。 rheb.hatenablog.com その環境を使いまして、今回は Ansible Towe…

CodeReady Containersに関する情報のまとめ

CodeReady Containers Red Hatの福岡オフィスでソリューションアーキテクトをしている田中司恩です。今回から数回に分けてCodeReady Containersに関する記事を書いていきます。 先日、Red Hat CodeReady Containers(Red Hat CRC)の兄弟ディストリビューシ…

Red Hat Application Services NewsLetter 10月号

こんにちは、Red Hat SSA の小杉です。 Red Hat にはクラウドネイティブアプリの開発に役立つ、ミドルウェアラインナップが充実していることをご存知ですか? ここでは、Red Hat のミドルウェアに関する注目ニュースを、各製品技術に特化したソリューション…

Red Hat OpenStack Platformのバックアップ

OpenStackを担当しているソリューションアーキテクトの輿水です。 Red Hat OpenStack Platform 13から16.1へのアップグレード手順の中で、アップグレード前に既存環境のバックアップを取得することをお願いしているので、今回はバックアップ方法に触れたいと…

Red Hat OpenStack Platform アップグレード

OpenStackを担当しているソリューションアーキテクトの輿水です。 前回Red Hat OpenStack Platform 16.1のリリースについて記載しましたが、ロングライフリリースRHOSP 13からRHOSP 16へのアップグレードについて説明いたします。この説明は「RHOSP 13からRH…

Red Hat OpenStack Platform 16.1 紹介

OpenStackを担当しているソリューションアーキテクトの輿水です。 Red Hat OpenStack Platform ライフサイクル コミュニティ版TrainをベースとしたRed Hat OpenStack Platform 16(以降RHOSPとします)のマイナーアップデートバージョンである16.1がが7月29…

Quarkus 1.7 リリース- Elasticsearch、Redis clients、Reactive routes、Funqyの改善

いつものように、この新しいQuarkusバージョンには、いくつかのエキサイティングな新機能が搭載されています。しかし、今月は問題の修正と改善に重点を置き、ドキュメントも含めてあらゆるところを改善しました。 Quarkus 1.7、300 以上のプルリクエストがマ…

最近のRed Hat OpenStack Platformに関する情報

Red Hatでクラウドインフラ全般を担当しているソリューションアーキテクトの伊藤拓矢です。 ※この記事は記事公開時点での一般公開可能な情報を提供しております。 ■この記事の情報 現在利用可能なRHOSP各バージョンの状態 最新であるRHOSP16.1の機能 OpenShi…

コンテナの初期起動フェーズをstartupProbeで監視 on OpenShift

Red HatでOpenShiftのサポートエンジニアをしているDaein(デイン)です。 OpenShift 4.5(Kubernetes 1.18)からstartupProbeがBeta機能としてデフォルトで利用できるようになりましたのでどのような機能であるか確認していきます。 関連リリースノートは以下…

Quarkus Supersonic, Subatomic ハッカソンのファイナリスト

Red Hat で Solution Architect として Quarkus を担当している伊藤ちひろ(@chiroito)です。 この記事は、Quarkus.io のブログ記事、Announcing Quarkus Supersonic, Subatomic Hackathon Finalist の翻訳記事です。 Quarkus Hackathon Finalists Quarkus…

システム全体の暗号強度設定を統合するcrypto-policiesのカスタマイズ

Red Hatの森若です。 今回は、 crypto-policiesのカスタマイズ機能を紹介します。 crypto-policiesそのものについては、以下の記事で紹介しました。 rheb.hatenablog.com crypto-policiesはあらかじめ定義された数種類のプロファイルから選択することで、シ…

Quarkus がテストプロファイルをサポート

Quarkus 1.6のリリースにより、Quarkusはテストプロファイルをサポートするようになりました。これにより、同じモジュール内で複数の異なる設定を簡単にテストすることができます。この記事では、テストプロファイルとは何か、その使用方法の概要を説明しま…

OpenShift AWS IPIでSpot Instanceを利用する

Red HatでOpenShiftのサポートをしているid:nekopです。 OpenShift 4.5ではAWSのSpot Instanceを利用することが可能になっているので、普段テストなどに使っているAWSのクラスタにSpot Instanceを適用してコスト削減してみました。テスト目的のクラスタなの…

OpenShiftでプロジェクト単位でEventログをPodログとして出力するPodを作成する

Red HatでOpenShiftのサポートをしているid:nekopです。 Kubernetes/OpenShiftではEventログはデフォルト1時間から3時間といったTTL設定となっています。Podログをログ基盤へ集約する設定を行っていても、Eventログはetcd内に格納されているリソースであり、…

Red Hat による無料の Quarkus セッション Quarkus Day

Quarkus Day by Red Hat は、クラウドネイティブ開発の未来の一部になりたいと考えている開発者や開発者チームに特化した2日間のイベントです。イベントでは、Quarkus コミュニティのエンジニアやコミュニティメンバーに会い、Quarkus に関するあらゆること…

Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions ーRed Hat Insights Add-Onー

Red Hat Insights でのSAPシステム向けルール レッドハット ソリューションアーキテクト石倉です。 今回は、Red Hat Enterprise Linux for SAP Solutions(RHEL for SAP)での、 Red Hat InsightsのSAPシステム向けAdd-On に関して紹介します。 Red Hat Insigh…

* 各記事は著者の見解によるものでありその所属組織を代表する公式なものではありません。その内容については非公式見解を含みます。